次の記述は、OFDM信号を正しく受信するために必要な同期の原理について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を下の…
無線工学A 無線工学A B-2 ウ
次の記述は、OFDM信号を正しく受信するために必要な同期の原理について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選べ。(1) OFDM信号の受信に必要な同期処理としては、送信側のシンボルの区切りと同じタイミングを検出するためのシンボルに対する同期、送信側で送られた搬送波と同一周波数にするための搬送波周波数に対する同期及び[ア]フーリエ変換処理に必要な標本を生成するためのサンプリング周波数に対する同期がそれぞれ必要である。(2) シンボルに対する同期は、シンボルの前後にある同じ情報を利用してとることができる。具体的な方法としては、受信したOFDM信号と、それを[イ]有効シンボル期間長分遅延させた信号との積をとり[ウ]すれば、遅延させた信号のシンボルのガードインターバル期間のみは、受信したOFDM信号のシンボルの後半の一部分と相関が[エ]ため出力が現れる。この相関値を演算し、ピークを求めることによってシンボルの区切りを検出できる。(3) 搬送波周波数に対する同期及びサンプリング周波数に対する同期は、(2)と同様にガードインターバル期間の相関を利用し、搬送波周波数及びサンプリング周波数の誤差によって生じる信号間の[オ]の差を利用してとることができる。[ウ]に入れるべき字句はどれか。
- (1)離散
- (2)1
- (3)微分
- (4)ない(違う波形)
- (5)振幅
- (6)逆離散
- (7)1/2
- (8)積分
- (9)ある(同じ波形)
- (10)位相
正答 (8)
正答は (8)。受信信号と遅延させた信号の積を積分(一定時間で平均)すると、同じ波形の部分でだけ大きな相関値が得られます。
相関は「掛けて積分する」ことで求めます。ガードインターバルの期間は、遅延させた信号とシンボル後半の部分が同じ波形なので、積が正の値で積み重なり、出力が現れます。ほかの期間は波形がばらばらで、積分すると打ち消し合います。この相関値のピークからシンボルの区切りを検出します。
【紛らわしい語】
(3) 微分では相関を求められません
出典:2026年(令和8年)1月期 第一級陸上無線技術士 無線工学A B-2 ウ(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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