図に示す16QAM 変調器の原理的な構成例に関する次の記述のうち、誤っているものを下の番号から選べ。…
無線工学A 無線工学A A-4
図に示す16QAM 変調器の原理的な構成例に関する次の記述のうち、誤っているものを下の番号から選べ。
- (1)入力のデジタル信号B は4〔bit〕ごとに直並列変換が行われ、そのうち2〔bit〕がI 軸に、残りの2〔bit〕がQ 軸に割り当てられることで、D-A 変換器の出力は、それぞれ4 値のレベルをもつ信号となる。
- (2)D-A 変換された信号はロールオフフィルタにより高周波成分を取り除いた信号に成形することで、変調後のスペクトルの帯域外放射を低減する。
- (3)I 軸とQ 軸のロールオフフィルタ出力信号に、位相がπ/4〔rad〕異なる搬送波を乗算することで、互いに直交する2 つの振幅変調波となる。
- (4)I 軸とQ 軸のそれぞれの乗算器の出力を加算器にて加算(合成)した16QAM 信号QOは、3 種類の振幅と12 種類の位相に変化する変調波となる。
- (5)16QAM 信号QOのシンボルレートは、デジタル信号B のビットレートの4 分の1 である。
正答 (3)
正答は (3)。I軸とQ軸に掛ける搬送波は位相がπ/2〔rad〕異なるもので、π/4とするのが誤りです。
直交変調では、I軸の信号に cos、Q軸の信号に sin(移相器で π/2 ずらした搬送波)を掛けます。位相が π/2 違うので互いに直交し、受信側で2つの信号を分けて取り出せます。
【ほかの選択肢】
(1) 4ビットを2ビットずつI・Qに分け、それぞれ4値のレベルにします 正しい
(2) ロールオフフィルタで帯域を制限し、帯域外へのスペクトルの広がりを抑えます 正しい
(4) 16点は振幅が3種類(内側・中間・角)、位相が12種類です 正しい
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(5) 1シンボルで4ビットを送るので、シンボルレートはビットレートの1/4です 正しい
【見分け方】
「直交」と付く変調(QAM・QPSK)の搬送波の位相差は、いつも π/2(90°)です。
出典:2026年(令和8年)7月期 第一級陸上無線技術士 無線工学A A-4(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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