次の記述は、OFDM(直交周波数分割多重)信号を正しく受信するために必要な同期の原理について述べたものである。[  ]内…

無線工学A 無線工学A A-6

次の記述は、OFDM(直交周波数分割多重)信号を正しく受信するために必要な同期の原理について述べたものである。[  ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。(1) OFDM信号の受信に必要な同期処理としては、送信側のシンボルの区切りと同じタイミングを検出するためのシンボルに対する同期、送信側で送られた搬送波と同一周波数にするための搬送波周波数に対する同期及び[A]サンプリング周波数に対する同期がそれぞれ必要である。(2) シンボルに対する同期は、シンボルの前後にある同じ情報を利用してとることができる。具体的な方法としては、受信したOFDM信号と、それを 1 有効シンボル期間長分遅延させた信号との積をとり積分すれば、遅延させた信号のシンボルのガードインターバル期間のみは、受信したOFDM信号のシンボルの後半の一部分と相関が[B]ため出力が現れる。この相関値を演算し、ピークを求めることによってシンボルの区切りを検出できる。(3) 搬送波周波数に対する同期及びサンプリング周波数に対する同期は、(2)と同様にガードインターバル期間の相関を利用し、搬送波周波数及びサンプリング周波数の誤差によって生じる信号間の[C]の差を利用してとることができる。

正答 (1)
正答は (1)。受信側のFFTの標本化をそろえるサンプリング周波数同期が要り、ガードインターバルはシンボル後半の写しなので相関があり、ずれは位相の差に表れます。 受信側ではFFTでサブキャリアを取り出すので、シンボル・搬送波周波数に加えて、FFTのサンプリング周波数の同期が必要です(IFFTは送信側の処理)。 ガードインターバルは、有効シンボルの後半の一部をそのまま前に写したものです。1有効シンボル期間だけ遅らせた信号と掛けて積分すると、ガードインターバルの部分だけ同じ波形どうしで相関が現れ、そのピークでシンボルの区切りがわかります。周波数の誤差は、この2つの部分の位相の差として表れます。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】 (3) (4) (5) IFFTは送信側で使う処理です (2) (5) 同じ波形の写しなので、相関は「ある」です (2) (4) 周波数の誤差は振幅ではなく位相の回転として表れます

出典:2026年(令和8年)7月期 第一級陸上無線技術士 無線工学A A-6(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「無線工学A」のほかの問題

  1. 2026年(令和8年)1月期 無線工学A A-9整流回路のリプル率 γ、電圧変動率 δ 及び整流効率 η を表す式の組合せとして、正しい
  2. 2026年(令和8年)1月期 無線工学A A-18図の回路に示す抵抗素子R1〔Ω〕及びR2〔Ω〕で構成される抵抗減衰器において、減衰量を1
  3. 2026年(令和8年)1月期 無線工学A B-1 オ次の記述は、対地静止衛星を用いた通信システムの多元接続方式について述べたものである。[
  4. 2026年(令和8年)1月期 無線工学A B-3 イ次の記述は、法令等に基づく無線局の送信設備の「スプリアス発射の強度」及び「不要発射の強度
  5. 2026年(令和8年)1月期 無線工学A B-4 エ次の記述は、図に示す高周波回路の設計・評価等で用いられるイミタンス・チャートについて述べ
  6. 2026年(令和8年)1月期 無線工学A A-1最大周波数偏移が入力信号のレベルに比例するFM(F3E)変調器に400〔Hz〕の正弦波を

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク