次の記述は、図に示す主導波管と副導波管を交差角θ を持たせて重ね合わせて結合孔を設けたベーテ孔方向性結合器について述べた…
無線工学B 無線工学B A-8
次の記述は、図に示す主導波管と副導波管を交差角θ を持たせて重ね合わせて結合孔を設けたベーテ孔方向性結合器について述べたものである。このうち正しいものを下の番号から選べ。ただし、導波管内の伝送モードはTE10 とし、θ は90 度より小さいものとする。
- (1)主導波管と副導波管は、E 面を重ね合わせる。
- (2)磁界結合した電磁波の大きさは、θ に無関係である。
- (3)磁界結合した電磁波が副導波管内を対称に両方向に進み、また、電界結合した電磁波が副導波管を一方向に進む性質を利用する。
- (4)電界結合した電磁波の大きさは、cosθ にほぼ比例して変わる。
- (5)θ をある一定値にすることで、電界結合して左右に進む一方の電磁波を磁界結合した電磁波で打ち消すと同時に他方向の電磁波に相加わるようにする。
正答 (5)
正答は (5)。θを適当な値にすると、一方向では電界結合の波と磁界結合の波が打ち消し合い、他方向では強め合うので、方向性が得られます。
ベーテ孔方向性結合器は、主導波管と副導波管のH面(広い面)を重ね、中心に結合孔を開けたものです。電界結合した波は副導波管内を両方向へ対称に進み、大きさはθに関係しません。磁界結合した波は一方向へ強く進み、大きさはcosθに比例して変わります。θを選んで両者の大きさを合わせると、一方向だけに出力が出ます。
【ほかの選択肢】
(1) 重ね合わせるのはE面ではなくH面(広い面)です
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(2) 磁界結合の大きさは cosθ によって変わります
(3) 両方向に対称に進むのは電界結合、一方向に進むのは磁界結合で、逆です
(4) cosθ で変わるのは磁界結合で、電界結合はθに関係しません
出典:2026年(令和8年)7月期 第一級陸上無線技術士 無線工学B A-8(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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