次の記述は、有限な導電率の導体中へ平面波が浸透する深さを表す表皮厚さ(深さ)の一般的な特徴について述べたものである。この…
無線工学B 無線工学B A-9
次の記述は、有限な導電率の導体中へ平面波が浸透する深さを表す表皮厚さ(深さ)の一般的な特徴について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。ただし、平面波はマイクロ波(SHF)帯とし、e は自然対数の底で、e = 2.718 とする。
- (1)導体内の電界、磁界及び電流の振幅が導体表面の振幅の1/e に減少する導体表面からの距離をいう。
- (2)導体の透磁率が小さいほど、厚く(深く)なる。
- (3)導体の導電率が小さいほど、薄く(浅く)なる。
- (4)導体内の減衰定数が小さくなるほど、厚く(深く)なる。
- (5)周波数が高くなるほど、薄く(浅く)なる。
正答 (3)
正答は (3)。表皮厚さ δ=√{2/(ωμσ)} は導電率が小さいほど厚く(深く)なるので、「薄く」が誤りです。
表皮厚さは、導体内の電流などの振幅が表面の 1/e になる深さで、次の式で表されます。
δ=√{2/(ωμσ)}(ω=2πf)
導電率 σ・透磁率 μ・周波数 f のどれが小さくても δ は大きく(深く)なります。
【ほかの選択肢】
(1) 振幅が表面の 1/e になる深さです 正しい
(2) 透磁率が小さいほど厚くなります 正しい
(4) 減衰定数 α と δ は δ=1/α の関係で、α が小さいほど厚くなります 正しい
(5) 周波数が高いほど薄くなります 正しい
出典:2026年(令和8年)1月期 第一級陸上無線技術士 無線工学B A-9(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
「無線工学B」のほかの問題
- 2026年(令和8年)7月期 無線工学B B-3 エ次の記述は、図に示すマイクロストリップ線路について述べたものである。[ ]内に入れるべ
- 2026年(令和8年)7月期 無線工学B B-4 オ次の記述は、ASR(空港監視レーダー)のアンテナについて述べたものである。[ ]内に入
- 2026年(令和8年)7月期 無線工学B A-6内部導体の外径が2〔mm〕、外部導体の内径が16〔mm〕の同軸線路の特性インピーダンスが
- 2026年(令和8年)7月期 無線工学B A-12次の記述は、マイクロ波中継回線などで用いられる無給電アンテナの一種である平面反射板の一般
- 2026年(令和8年)7月期 無線工学B A-18次の記述は、アンテナの測定をするときに考慮すべき事項について述べたものである。[ ]内
- 2026年(令和8年)7月期 無線工学B B-1 エ次の記述は、マイクロ波(SHF)帯及びミリ波(EHF)帯の電波の伝搬について述べたもので
スポンサーリンク

