次の記述は、電波暗室と電波吸収体について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。…
無線工学B 無線工学B A-18
次の記述は、電波暗室と電波吸収体について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。(1) 屋外でアンテナ特性を測定すると、大地や周囲の建造物などからの反射波が直接波とともに受信されるため、良好な測定結果が得られない場合がある。電波暗室は、壁、天井及び床に電波吸収体を張り付けて、室内を[A]の状態に近づけ、この中でアンテナ特性などの測定が行えるような構造にしたものである。(2) 電波吸収体は、電波がその表面に入射したとき、反射されずに内部へ十分に進入して吸収されることが必要である。誘電材料を用いた電波吸収体の場合には、[B]粉末を誘電体表面に塗布したり、誘電体の内部に混入したりする。その形状には、表面を[C]にしたものや、誘電率の異なる平板状の材料を層状に重ねたものなどがある。
- (1)A: 自由空間 B: 黒鉛 C: ピラミッド状
- (2)A: 自由空間 B: フェライト C: 球状
- (3)A: 自由空間 B: 黒鉛 C: 球状
- (4)A: 誘導電磁界領域 B: フェライト C: ピラミッド状
- (5)A: 誘導電磁界領域 B: フェライト C: 球状
正答 (1)
正答は (1)。電波暗室は室内を自由空間に近づけたもので、誘電材料の吸収体には黒鉛粉末を混ぜ、表面をピラミッド状にします。
壁・天井・床の電波吸収体が反射波をなくすので、室内は周りに何もない自由空間と同じ状態になり、アンテナの特性を正しく測れます。
誘電材料(発泡材など)に黒鉛(カーボン)の粉末を混ぜて損失を持たせ、表面をピラミッド状にします。空気から材料へインピーダンスが少しずつ変わるので、電波は表面で反射せずに内部へ入り、吸収されます。
【ほかの選択肢】
(4) (5) 誘導電磁界領域はアンテナのごく近くの領域で、暗室で作る状態ではありません 誤り
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(2) (4) (5) フェライトは磁性材料の吸収体に使う材料で、誘電材料に混ぜる粉末ではありません 誤り
(2) (3) (5) 表面の形は、インピーダンスが少しずつ変わるピラミッド状です 誤り
出典:2026年(令和8年)7月期 第二級陸上無線技術士 無線工学B A-18(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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