次の記述は、図に示すBPSK 信号の復調回路の構成例について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを…
無線工学A 無線工学A A-7
次の記述は、図に示すBPSK 信号の復調回路の構成例について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。(1) この復調回路は、[A]検波方式を用いている。(2) 位相検波回路で入力のBPSK 信号と搬送波再生回路で再生した搬送波との[B]を行い、低域フィルタ(LPF)、識別再生回路及びクロック再生回路によってデジタル信号を復調する。(3) 搬送波再生回路は、周波数2 逓倍回路、帯域フィルタ(BPF)、位相同期ループ(PLL)及び1/2 分周回路で構成されており、入力のBPSK 信号の位相がデジタル信号に応じてπ〔rad〕変化したとき、搬送波再生回路の帯域フィルタ(BPF)の出力の位相は[C]。
- (1)A: 同期 B: 乗算 C: 変わらない
- (2)A: 同期 B: 加算 C: π〔rad〕変化する
- (3)A: 同期 B: 乗算 C: π〔rad〕変化する
- (4)A: 遅延 B: 加算 C: 変わらない
- (5)A: 遅延 B: 乗算 C: π〔rad〕変化する
正答 (1)
正答は (1)。再生した搬送波と掛け合わせる同期検波で、2逓倍するとπの位相変化が2πとなり、BPFの出力の位相は変わりません。
A:受信側で搬送波を再生し、それを基準に位相を検出するので同期検波方式です
B:位相検波回路では、BPSK信号と再生搬送波を乗算し、LPFで高い周波数の成分を除いて符号に応じた正負の電圧を得ます
C:BPSK信号を周波数2逓倍すると、位相も2倍になり、0とπの変化は0と2π(同じ位相)になります。このため変調の影響が消え、BPFの出力の位相は変わりません。これをPLLで安定させ、1/2分周して元の搬送波を得ます
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組合せは A 同期、B 乗算、C 変わらない の (1) です。
【ほかの選択肢】
(2) (4) 位相検波は掛け算で、加算では位相を取り出せません
(3) (5) 位相がπ変化したままでは、搬送波を再生できません
(4) (5) 遅延検波は1つ前の符号と比べる方式で、搬送波再生回路を使いません
【見分け方】
BPSKは2逓倍、QPSKは4逓倍で変調を消して搬送波を再生します。
出典:2026年(令和8年)7月期 第二級陸上無線技術士 無線工学A A-7(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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