次の記述は、ブロック符号を例にして、誤り訂正符号の生成及び誤り検出・訂正の原理について述べたものである。[ ]内に入れ…
無線工学A 無線工学A A-16
次の記述は、ブロック符号を例にして、誤り訂正符号の生成及び誤り検出・訂正の原理について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。なお、同じ記号の[ ]内には、同じ字句が入るものとする。(1) 送信側では、受信側へ送信する情報データに対して検査ビットを計算し、その計算した検査ビットを情報ビットに付加して符号語を生成する。例えば、生成した符号語S1 とS2 を受信側へ伝送したとき、その伝送路上でさまざまなノイズの影響を受け、S1 のd 個のビットが反転してS1 とS2 が同じものとなった場合は、受信側では誤ってS1 をS2 と判断してしまう。この場合の送信側のS1 とS2 間のハミング距離は、[A]である。(2) 図は、ハミング距離の空間について、S1 とS2 のビットがそれぞれt 個反転したときの範囲を円で示している。S1 とS2 のハミング距離の最小距離をdmin とすると、一般に、dmin ≧[B]であれば、図に示すようにハミング距離の空間内で、S1 とS2 を中心とする半径 t の円は互いに交わったり接したりすることがない。(3) 一般に、ブロック符号では、送信側のS1 とS2 間のハミング距離を必ず[B]以上になるように工夫して検査ビットを計算して情報ビットに付加し送信する。受信側では、任意の符号語間のハミング距離が[B]以上とわかっているから[C]個以下の誤りを訂正できる。
- (1)A: 2 d B: 2 t -1 C: t
- (2)A: 2 d B: 2 t +1 C: 2 t
- (3)A: d B: 2 t -1 C: 2 t
- (4)A: d B: 2 t -1 C: t
- (5)A: d B: 2 t +1 C: t
正答 (5)
正答は (5)。d個の反転で一致するならハミング距離はd、dmin≧2t+1なら円が交わらず、t個以下の誤りを訂正できます。
A:ハミング距離は、2つの符号語で値の違うビットの数です。S1 のd個のビットが反転して S2 と同じになったのなら、両者の距離はdです
B:半径tの円が交わったり接したりしないためには、中心間の距離が 2t より大きい必要があり、整数では dmin≧2t+1 です
C:受信語は送った符号語から t 個以内の円の中にあり、ほかの円と重ならないので、最も近い符号語に戻せば t 個以下の誤りを訂正できます
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組合せは A d、B 2t+1、C t の (5) です。
【ほかの選択肢】
(1) (2) ハミング距離は反転したビット数そのもので、2dではありません
(3) (4) dmin=2t-1 では円が重なり、正しく訂正できません
(2) (3) 訂正できるのは 2t 個ではなく t 個以下です
【見分け方】
訂正できる数 t は(dmin-1)/2、検出できる数は dmin-1 です。
出典:2026年(令和8年)7月期 第二級陸上無線技術士 無線工学A A-16(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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