次の記述は、スーパヘテロダイン受信機の相互変調について述べたものである。[  ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番…

無線工学A 無線工学A A-8

次の記述は、スーパヘテロダイン受信機の相互変調について述べたものである。[  ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、a0、a1、a2及びa3は、それぞれ、直流分、1次、2次及び3次の項の係数を示す。なお、同じ記号の[  ]内には、同じ字句が入るものとする。(1) 高周波増幅器等の振幅非直線回路の入力をei、出力をeo とすると、一般に入出力特性は、eo =[A]で表すことができ、同回路へ、例えば、2 つの単一波 f1、f2〔Hz〕を同時に入力した場合、同式の3 乗の項で計算すると、出力eo には、f1、f2〔Hz〕及び両波それぞれの3 乗成分の他に[B]× f1± f2〔Hz〕及び[B]× f2± f1〔Hz〕が現れる。これらの成分が希望周波数又は中間周波数と一致したときに相互変調積による妨害を生じる。(2) 相互変調積を小さくするには、できるだけ、高周波増幅器等の利得を[C]し、非直線動作をしにくくする。

正答 (1)
正答は (1)。入出力特性はべき級数で表され、3乗の項から2f1±f2などの成分が生じ、利得を小さくすると減ります。 入出力特性は eo=a0+a1ei+a2ei2+a3ei3+… です。 3乗の項 a3(cos ω1t+cos ω2t)3 を展開すると、元の周波数と3倍の周波数のほかに、2f1±f2、2f2±f1の成分が出てきます。これが希望周波数や中間周波数に一致すると相互変調妨害になります。相互変調積は入力レベルが大きいほど急に増えるので、高周波増幅器等の利得を小さくして非直線動作をしにくくします。
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【ほかの選択肢】 (3) (5) B「3」は誤りで、3乗の項から出るのは2×f1±f2です (2) (5) C「大きく」は逆です (4) (5) A の式は奇数乗だけで、係数と次数が合いません 【見分け方】 3次の相互変調は「2f1-f2」が有名で、希望波の近くに落ちやすい成分です。

出典:2026年(令和8年)1月期 第二級陸上無線技術士 無線工学A A-8(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ

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