次の記述は、微小ダイポールの実効面積について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選べ。…
無線工学B 無線工学B B-1 オ
次の記述は、微小ダイポールの実効面積について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選べ。ただし、波長を 𝜆〔m〕とし、長さ 𝑙〔m〕の微小ダイポールの放射抵抗 𝑅r は、次式で表されるものとする。𝑅r=80 (𝜋𝑙/λ )²〔Ω〕(1) 微小ダイポールの実効面積Ae は、受信有能電力を 𝑃a〔W〕、到来電波の電力束密度を 𝑝〔W/m²〕とすれば、次式で与えられる。Ae =[ア]〔m²〕 ・・・・・・①(2) 𝑃aは、アンテナの誘起電圧 𝑉a〔V〕及び 𝑅rを用いて、次式で与えられる。𝑃a =[イ]〔W〕 ・・・・・・②(3) 𝑉a は、到来電波の電界強度 𝐸〔V/m〕と 𝑙〔m〕から、次式で与えられる。𝑉a =[ウ]〔V〕 ・・・・・・③(4) 𝑝 は、𝐸 と自由空間の固有インピーダンスから、次式で与えられる。𝑝 =[エ]〔W/m²〕 ・・・・・・④(5) 式①、②、③、④より、Ae は次式で表される。Ae =[オ]× 𝜆²/π 〔m²〕[オ]に入れるべき字句はどれか。
- (1)𝑃a/𝑝
- (2)𝑉a²/(2𝑅r)
- (3)2𝐸𝑙
- (4)𝐸²/120π
- (5)8/3
- (6)𝑝/𝑃a
- (7)𝑉a²/(4𝑅r)
- (8)𝐸𝑙
- (9)120π𝐸²
- (10)3/8
正答 (10)
正答は (10)。①〜④を代入すると Ae=3λ²/(8π)となり、λ²/π に掛かる係数は 3/8 です。
Rr=80π²l²/λ² と Va=El を②に入れると
Pa=E²l²/(4×80π²l²/λ²)=E²λ²/(320π²)
これを④の p で割ると
Ae=Pa/p=(E²λ²/(320π²))×(120π/E²)
=120λ²/(320π)=(3/8)×λ²/π〔m²〕
長さ l が消えるので、微小ダイポールの実効面積は長さに関係なく約 0.12λ² です。
【紛らわしい語】
(5) 8/3 逆数です。3λ²/(8π)は等方性アンテナの λ²/(4π)の1.5倍で、微小ダイポールの利得1.5と合います
出典:2026年(令和8年)1月期 第二級陸上無線技術士 無線工学B B-1 オ(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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