衛星通信の時分割多元接続(TDMA)方式についての記述として、正しいものを下の番号から選べ。…
無線工学B 無線工学B 〔13〕
衛星通信の時分割多元接続(TDMA)方式についての記述として、正しいものを下の番号から選べ。
- (1)呼があったときに周波数が割り当てられ、一つのチャネルごとに一つの周波数を使用して多重通信を行う方式である。
- (2)中継局において、受信波をいったん復調してパルスを整形し、同期を取り直して再び変調して送信する方式である。
- (3)隣接する通信路間の干渉を避けるため、ガードバンドを設けて多重通信を行う方式である。
- (4)多数の局が同一の搬送周波数で一つの中継装置を用い、時間軸上で各局が送信すべき時間を分割して使用する方式である。
正答 (4)
正答は (4)。これが TDMA の説明です。
【結論】
TDMA(時分割多元接続)は、多数の地球局が同じ搬送周波数で一つの中継器(トランスポンダ)を使い、時間軸を分割して、各局が自局に割り当てられた時間(タイムスロット)にだけ送信する方式です。各局の信号が時間的に重ならないよう、全局の同期をとります。
【誤りの選択肢】
(1) 呼があるたびに周波数を割り当て、一つのチャネルに一つの搬送波を使う方式は、デマンドアサイン方式の SCPC の説明です。周波数で分ける方式で、TDMA ではありません
解説の続きをみる続きを閉じる
(2) 中継局でいったん復調し、パルスを整形して同期を取り直してから再び変調する方式は、再生中継方式の説明です。多元接続の方式ではありません
(3) ガードバンドを設けて隣接する通信路の干渉を避けるのは、周波数で分割する FDMA の特徴です。TDMA では、隣り合う局のバーストの間にガードタイムを設けます
【関連する知識】
TDMA では、一つの中継器を同時には1局しか使わないので、中継器を飽和点の近くで動作させても、複数の搬送波による相互変調が生じにくいという利点があります。
出典:2025年(令和7年)10月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学B 〔13〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
「無線工学B」のほかの問題
- 2026年(令和8年)6月期 無線工学B 〔14〕次の記述は、衛星通信に用いられる多元接続方式及び回線割当方式について述べたものである。[
- 2026年(令和8年)6月期 無線工学B 〔8〕グレイ符号(グレイコード)によるQPSK の信号空間ダイアグラム(コンスタレーション)と
- 2026年(令和8年)10月期 無線工学B 〔11〕図は、位相同期ループ(PLL)を用いた周波数変調(FM)波の復調器の原理的構成例である。
- 2026年(令和8年)10月期 無線工学B 〔22〕次の記述は、マイクロ波(SHF)のフェージングについて述べたものである。[ ]内に入れ
- 2026年(令和8年)2月期 無線工学B 〔11〕図は、PLL による直接FM(F3E)方式の変調器の原理的な構成例を示したものである。[
- 2026年(令和8年)2月期 無線工学B 〔22〕次の記述は、一般的な無停電電源装置について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の
スポンサーリンク

