クレアチニン(酵素法)の内部精度管理図(x 管理図)を示す。原因として最も考えられるのはどれか。…
午前 第3問
クレアチニン(酵素法)の内部精度管理図(x 管理図)を示す。原因として最も考えられるのはどれか。
- (1)第1 試薬と第2 試薬を逆にして測定した。
- (2)管理試料を半分の溶解液量で溶解した。
- (3)標準物質の濃度を2 倍にして測定した。
- (4)使用期限が切れた試薬で測定した。
- (5)未熟な技量のスタッフが測定した。
正答 (4)
正答は (4)。最も考えられる原因はこれです。
【管理図の見方】
初めは平均値の上下に散らばっていた点が、途中から
少しずつ下がり続け、最後は下方管理限界に届いています。
1回ごとの急な変化ではなく、同じ向きにゆっくり動く
「傾向(トレンド)」です。
傾向の変化は、時間とともに少しずつ進む原因で起こります。代表的なのが試薬の劣化で、使用期限が切れた試薬では酵素の活性などが落ちていき、測定値がだんだん低くなります。
【ほかの選択肢】
(1) 第1試薬と第2試薬を逆にした 反応の順序が崩れ、その回から大きく外れた値になります。少しずつ下がる形にはなりません 誤り
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(2) 管理試料を半分の溶解液量で溶解した 管理試料が約2倍に濃くなり、その回から急に高い値になります(上への急な変化) 誤り
(3) 標準物質の濃度を2倍にした 校正のずれで、その時点から測定値がほぼ半分へ急に下がります(急な変化、シフト) 誤り
(5) 未熟な技量のスタッフが測定した ばらつき(偶然誤差)が大きくなり、点が上下に広く散らばります。一方向の傾向にはなりません 誤り
【見分け方】
ゆっくり一方向に動く(傾向) → 試薬・光源の劣化、
管理試料の変質など
ある時点から急に段差(シフト)→ 校正・試薬ロットの
変更、操作の誤りなど
ばらつきが大きくなる → 手技の不安定、装置の不調など
出典:2023年(令和5年) 臨床検査技師国家試験 問3(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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