尿酸について誤っているのはどれか。…
午後 第31問
尿酸について誤っているのはどれか。
- (1)還元力がある。
- (2)基準範囲に性差がある。
- (3)尿塩酸は組織に沈着する。
- (4)ヘモグロビンの最終代謝産物である。
- (5)血中の飽和溶解濃度は7 mg/dL 程度である。
正答 (3) または (4)
正答は (3) または (4)。どれを選んでも正解とされました。
(4)「ヘモグロビンの最終代謝産物である」ははっきり誤りです。
尿酸は、DNA・RNA の材料であるプリン体(アデニン、グアニン)の最終代謝産物で、肝臓などでキサンチンオキシダーゼの働きで作られます。ヘモグロビンのヘムの最終代謝産物はビリルビンです。
(3) は紙面で「尿塩酸は組織に沈着する」となっています。「尿塩酸」
という物質はなく、文として成り立たないため、これも正解として扱われたと考えられます。なお「尿酸塩(尿酸ナトリウム)は組織に沈着する」という内容なら正しく、痛風では関節や皮下に尿酸塩の結晶がたまり(痛風結節)、腎臓にたまると痛風腎になります。
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【ほかの選択肢】
(1) 還元力がある 尿酸は還元作用をもち、血液中では抗酸化物質としても働きます。リンタングステン酸を還元する性質は、古い測定法に使われました 正しい
(2) 基準範囲に性差がある 共用基準範囲は、男性3.7〜7.8 mg/dL、女性2.6〜5.5 mg/dL で、男性のほうが高くなります。女性ホルモンに尿酸を尿へ出しやすくする働きがあるためです 正しい
(5) 血中の飽和溶解濃度は7 mg/dL 程度 これを超えると尿酸塩が結晶になりやすくなるため、7.0 mg/dL を超えるものを高尿酸血症としています 正しい
出典:2023年(令和5年) 臨床検査技師国家試験 問31(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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