門脈圧亢進症で起こりにくいのはどれか。…
午後 第49問
門脈圧亢進症で起こりにくいのはどれか。
- (1)脾 腫
- (2)食道静脈瘤
- (3)下大静脈のうっ血
- (4)直腸静脈からの出血
- (5)腹壁皮下静脈の怒張
正答 (3)
正答は (3)。門脈圧亢進症で起こりにくいのは下大静脈のうっ血です。
門脈圧亢進症では、肝硬変などで肝臓の中の血流の抵抗が上がり、腸や脾臓から肝臓へ向かう門脈の圧が高くなります。門脈の血液は肝臓を避けて、ふだんは細い側副血行路を通って大静脈へ流れようとするので、その途中の静脈が太くなります。下大静脈は門脈の血液を受け取る下流の側なので、うっ血は起こりません。下大静脈のうっ血は、右心不全や Budd-Chiari 症候群(肝静脈・下大静脈の閉塞)などで起こります。
【ほかの選択肢】
(1) 脾腫 脾臓の血液が門脈へ流れにくくなり、脾臓にうっ血して大きくなります。血小板減少の原因にもなります 誤り
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(2) 食道静脈瘤 左胃静脈などを通る側副血行路で食道の静脈が太くなり、破れると大出血します 誤り
(4) 直腸静脈からの出血 上直腸静脈(門脈系)と中・下直腸静脈(大静脈系)の間の側副血行路が太くなり、痔核のような静脈瘤から出血することがあります 誤り
(5) 腹壁皮下静脈の怒張 臍傍静脈を通る側副血行路で、へその周りの静脈が放射状に太くなります(メドゥーサの頭) 誤り
出典:2023年(令和5年) 臨床検査技師国家試験 問49(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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