抗原抗体反応で正しいのはどれか。…
午後 第79問
抗原抗体反応で正しいのはどれか。
- (1)温度に影響されない。
- (2)非可逆的反応である。
- (3)非特異反応は起こらない。
- (4)地帯現象により偽陽性となる。
- (5)酸性にすると抗体は解離しやすくなる。
正答 (5)
正答は (5)。正しいのはこれです。
抗原と抗体は、水素結合、イオン結合(静電気的な引き合い)、疎水結合、ファンデルワールス力といった弱い結合の組み合わせでくっついています。pH を酸性にすると、電荷の状態が変わってイオン結合などが弱まり、抗体は抗原から外れやすくなります。この性質は、アフィニティカラムからの抗体の溶出や、赤血球に結合した抗体を外す解離試験(酸解離法)に利用されます。
【ほかの選択肢】
(1) 温度に影響されない 反応は温度に影響されます。たとえば IgM 型の寒冷凝集素は低い温度でよく反応し、IgG 型の抗体の多くは37 ℃でよく反応します 誤り
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(2) 非可逆的反応である 共有結合ではないので、結合と解離が起こる可逆的な反応です 誤り
(3) 非特異反応は起こらない 目的の抗原以外のものや、リウマトイド因子・異好性抗体などによる非特異反応が起こることがあり、偽陽性の原因になります 誤り
(4) 地帯現象により偽陽性となる 抗原または抗体が多すぎると、格子が作られず凝集・沈降が起こらない地帯現象(プロゾーン現象など)になり、偽陰性となります 誤り
出典:2023年(令和5年) 臨床検査技師国家試験 問79(厚生労働省 公表)出典元ページ
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