ハートインフュージョンブイヨンで培養した菌の染色標本(別冊No. 13)を別に示す。染色法はどれか。…
午前 第76問
ハートインフュージョンブイヨンで培養した菌の染色標本(別冊No. 13)を別に示す。染色法はどれか。
- (1)Giménez 染色
- (2)Hiss 法
- (3)Leifson 法
- (4)Neisser 法
- (5)Wirtz 法
正答 (3)
正答は (3)。染色法は Leifson 法です。
【標本の見方】
赤く染まった桿菌の周りに、細く波打つ糸のような構造が何本も伸びています。これが鞭毛で、菌体の周り全体から
生えている(周毛性)ことがわかります。
鞭毛はとても細く、ふつうの染色では見えません。Leifson 法は、タンニン酸を含む染色液で鞭毛に色素を沈着させて太らせ、パラローズアニリン(塩基性フクシン)で赤く染めて、光学顕微鏡で見えるようにする鞭毛染色の方法です。運動性のある若い菌を使うため、ハートインフュージョンブイヨンなどで短時間培養した菌を用います。
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【ほかの選択肢】
(1) Giménez 染色 レジオネラやリケッチアなど、Gram 染色で染まりにくい菌を赤く染める方法です 誤り
(2) Hiss 法 莢膜を染める方法です。菌体の周りに淡く染まる輪(莢膜)がみえます 誤り
(4) Neisser 法 ジフテリア菌の異染小体(ボルチン顆粒)を染め出す方法です 誤り
(5) Wirtz 法 芽胞を染める方法で、芽胞がマラカイトグリーンで緑に、菌体がサフラニンで赤く染まります 誤り
【染色法の整理】
鞭毛:Leifson 法、西沢法など
莢膜:Hiss 法、墨汁法(ネガティブ染色)
芽胞:Wirtz 法、Möller 法
異染小体:Neisser 法、Albert 法
出典:2023年(令和5年) 臨床検査技師国家試験 問76(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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