主要組織適合性遺伝子複合体〈MHC〉について正しいのはどれか。…
午前 第79問
主要組織適合性遺伝子複合体〈MHC〉について正しいのはどれか。
- (1)第9 染色体短腕上に存在する。
- (2)ヘルパーT 細胞はクラスⅠ分子と反応する。
- (3)CD4 分子の結合部位はβ₂ドメインに存在する。
- (4)クラスⅠ分子の発現は抗原提示細胞に限局される。
- (5)β₂-ミクログロブリン遺伝子は多型性に富んでいる。
正答 (3)
正答は (3)。正しいのはこれです。
MHC クラスⅡ分子は、α鎖とβ鎖がそれぞれ2つのドメイン(α1・α2、β1・β2)をもち、α1とβ1の間の溝に抗原ペプチドを乗せます。ヘルパー T 細胞の CD4 分子は、クラスⅡ分子のβ2ドメインに結合して、T 細胞受容体による抗原の認識を助けます。
【ほかの選択肢】
(1) 第9染色体短腕上に存在する ヒトの MHC(HLA)は第6染色体の短腕にあります。第9染色体の長腕にあるのは ABO 血液型の遺伝子です 誤り
(2) ヘルパー T 細胞はクラスⅠ分子と反応する CD4 陽性のヘルパー T 細胞はクラスⅡ分子と反応します。クラスⅠ分子と反応するのは CD8 陽性の細胞傷害性 T 細胞で、CD8 はクラスⅠのα3ドメインに結合します 誤り
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(4) クラスⅠ分子の発現は抗原提示細胞に限局される クラスⅠ分子はほぼすべての有核細胞(と血小板)に出ています。抗原提示細胞(樹状細胞、マクロファージ、B 細胞など)に限られるのはクラスⅡ分子です 誤り
(5) β₂-ミクログロブリン遺伝子は多型性に富んでいる β₂-ミクログロブリンはクラスⅠ分子の軽鎖で、遺伝子は第15染色体にあり、多型はほとんどありません。多型に富むのはクラスⅠのα鎖やクラスⅡの遺伝子です 誤り
出典:2023年(令和5年) 臨床検査技師国家試験 問79(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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