筋萎縮性側索硬化症患者の萎縮が明らかな筋における針筋電図検査で認める所見はどれか。2 つ選べ。…
午後 第21問
筋萎縮性側索硬化症患者の萎縮が明らかな筋における針筋電図検査で認める所見はどれか。2 つ選べ。
- (1)急速動員
- (2)陽性鋭波
- (3)完全干渉波形
- (4)線維束自発電位
- (5)短持続低振幅電位
正答 (2)(4)
正答は (2)と(4)。ALS の萎縮した筋で認める所見はこの2つです。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、上位と下位の運動ニューロンが障害される病気です。下位運動ニューロンが壊れると、支配を失った筋線維が自発的に興奮するようになり(脱神経)、安静時に次のような自発電位が出ます。
(2) 陽性鋭波:脱神経された筋線維から出る、陽性(下向き)の
鋭い波で始まる自発電位です。線維自発電位とともに脱神経の所見です。
(4) 線維束自発電位:運動単位全体が不規則に自発的に興奮する
電位で、ALS で特に多くみられます(線維束性収縮として皮膚の上から見えることもあります)。
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【ほかの選択肢】
(1) 急速動員 弱い力でも多くの運動単位がすぐに動員される所見で、筋線維が減る筋疾患(ミオパチー)でみられます 誤り
(3) 完全干渉波形 最大収縮で多くの運動単位の電位が重なり基線が見えなくなる、正常の所見です。ALS では運動単位が減り、干渉が不完全になります 誤り
(5) 短持続低振幅電位 筋疾患でみられる運動単位電位です。ALS では再支配によって、持続が長く振幅の大きい電位(高振幅・長持続)になります 誤り
出典:2024年(令和6年) 臨床検査技師国家試験 問21(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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