検査部位の皮膚温度が30 ℃と低い状態で検査を行う場合、神経伝導検査への影響で正しいのはどれか。…

午後 第22問

検査部位の皮膚温度が30 ℃と低い状態で検査を行う場合、神経伝導検査への影響で正しいのはどれか。

正答 (2)
正答は (2)。皮膚温度が低いと伝導速度が低下します。 神経の伝導は、イオンチャネルの開閉の速さに左右されます。温度が下がるとチャネルの開閉が遅くなり、伝導速度が遅くなって、潜時が延びます。そのため神経伝導検査は、皮膚温を一定以上(上肢ではおよそ32℃以上)に保って行い、冷たいときは温めてから測ります。 【ほかの選択肢】 (1) 刺激閾値が低下 温度の低下で閾値が下がることはありません 誤り (3) 記録波形が多相化 低温では波形は多相化しません。多相化は脱髄による時間的分散などでみられます 誤り
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(4) 記録波形の振幅が低下 低温では Na⁺ チャネルが閉じるのが遅れて1回の興奮が長くなるため、振幅はむしろ大きくなります 誤り (5) 記録波形の持続時間が短縮 同じ理由で、持続時間はむしろ延びます 誤り 【ポイント】 低温では「伝導速度↓・潜時↑・振幅↑・持続時間↑」です。 伝導速度の低下を、脱髄による異常と取り違えないよう、皮膚温を確かめて記録します。

出典:2024年(令和6年) 臨床検査技師国家試験 問22(厚生労働省 公表)出典元ページ

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