62 歳女性。慢性肝疾患のため通院中である。意識障害が出現し記録した脳波(別冊No. 5)を別に示す。所見はどれか。…

午後 第24問

62 歳女性。慢性肝疾患のため通院中である。意識障害が出現し記録した脳波(別冊No. 5)を別に示す。所見はどれか。

臨床検査技師 2024年(令和6年) 第24問の図
正答 (1)
正答は (1)。所見は三相波です。 【脳波の見方】 背景の脳波は全体に遅くなっています。そのうえに、前頭部(Fp1・Fp2・F3・F4・F7・F8)で振幅が大きく、1秒間に1〜2回ほどの間隔でくり返す波がみられます。1つの波は、小さな陰性の波、大きな陽性の波、ゆっくりした陰性の波の3つの相からできています。後頭部へいくほど振幅は小さく なっています。 前頭部優位に出る1.5〜2 Hz ほどの三相性の波は三相波で、慢性肝疾患の患者に意識障害が出ていることから、肝性脳症が考えられます。三相波は尿毒症などほかの代謝性脳症でもみられます。
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【ほかの選択肢】 (2) 徐波群発 δ波や θ波がまとまって突然出る所見です。この記録のような一定の形の三相性の波ではありません 誤り (3) 棘徐波複合 鋭くとがった棘波と徐波が組になった波で、てんかんの所見です(3 Hz 棘徐波複合は欠神発作) 誤り (4) 周期性同期性放電 平坦に近い背景に、鋭い波がほぼ1秒ごとに規則正しく出る所見で、Creutzfeldt-Jakob 病や亜急性硬化性全脳炎でみられます 誤り (5) ヒプスアリスミア 乳児の West 症候群でみられる、高振幅の徐波と棘波が無秩序に混ざる所見です 誤り

出典:2024年(令和6年) 臨床検査技師国家試験 問24(厚生労働省 公表)出典元ページ

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