パニック値対応となるのはどれか。…
午前 第8問
パニック値対応となるのはどれか。
- (1)ALP 300 U/L
- (2)カルシウム 10.8 mg/dL
- (3)グルコース 200 mg/dL
- (4)ナトリウム 175 mmol/L
- (5)総コレステロール 300 mg/dL
正答 (4)
正答は (4)。パニック値として対応するのはナトリウム 175 mmol/L です。
パニック値(critical value)は、放っておくと生命が危うくなるほど基準範囲を大きく外れた値で、すぐに担当医へ報告します。日本臨床検査医学会の例(2021年)では、ナトリウムは低値115 mmol/L、高値 165 mmol/L が目安とされています。175 mmol/L は高値の目安を超える著しい高ナトリウム血症で、意識障害などを起こしうるため、直ちに報告します。
【ほかの選択肢】
(1) ALP 300 U/L IFCC 法の共用基準範囲(38〜113 U/L)を超えますが、ALP はパニック値の例に含まれていません 誤り
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(2) カルシウム 10.8 mg/dL 共用基準範囲(8.8〜10.1 mg/dL)をやや超えますが、パニック値の目安(高値 12.0 mg/dL)には届きません 誤り
(3) グルコース 200 mg/dL 高血糖ですが、目安(外来 350 mg/dL、入院 500 mg/dL)には届きません 誤り
(5) 総コレステロール 300 mg/dL 脂質異常の値ですが、すぐに生命に関わる値ではなく、パニック値の例にはありません 誤り
【日本臨床検査医学会の例(主なもの)】
Na 115 以下・165 以上 mmol/L
K 1.5 以下・7.0 以上 mmol/L
Ca 6.0 以下・12.0 以上 mg/dL
グルコース 50 以下・350(外来)/500(入院)以上 mg/dL
値の設定は医療機関ごとに決めるとされています。
出典:2025年(令和7年) 臨床検査技師国家試験 問8(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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