喀痰のPapanicolaou 染色標本(別冊No. 8)を別に示す。この細胞で判定するのはどれか。…

午前 第47問

喀痰のPapanicolaou 染色標本(別冊No. 8)を別に示す。この細胞で判定するのはどれか。

臨床検査技師 2025年(令和7年) 第47問の図
正答 (4)
正答は (4)。この細胞からは、検査材料(喀痰)が適正かどうかを判定します。 【標本の見方】 丸く大きな細胞が多く散らばっています。細胞質は広く泡沫状で、核は小さめの楕円形〜腎臓形で、偏って位置しています。細胞質には黒い粒(炭粉)を含むものがあります。これは肺胞マクロファージ(塵埃細胞)です。 肺胞マクロファージは肺胞の中にいる細胞です。喀痰の中にこの細胞があれば、その喀痰は肺の奥(下気道)から出てきたもので、唾液だけではないと判断できます。そのため、喀痰細胞診で検体が適正かどうかを判定する指標になります。
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【ほかの選択肢】 (1) 感染の有無 好中球や微生物そのものを見て判断します。肺胞マクロファージは健康な人の喀痰にもみられます 誤り (2) 腫瘍の組織型 異型細胞(腫瘍細胞)の形から判定します。この細胞は異型のない組織球です 誤り (3) 病変の進行度 細胞診で病変の進み具合(病期)を決めることはできません 誤り (5) 炭粉沈着の程度 炭粉を含む細胞はありますが、検体の評価でみるのは炭粉の量ではなく、肺胞から来た細胞があるかどうかです 誤り

出典:2025年(令和7年) 臨床検査技師国家試験 問47(厚生労働省 公表)出典元ページ

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