高齢者における薬害有害事象の発生予防や発生時の対処方法に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。…
医学概論 第2問
高齢者における薬害有害事象の発生予防や発生時の対処方法に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
- (1)服用法を複雑にする。
- (2)定期的に処方内容を見直す。
- (3)若年者と同じ投与量にする。
- (4)投与薬剤の数はなるべく8 剤以下にする。
- (5)新規症状が出現した場合に薬剤を追加する。
正答 (2)
正答は (2)。最も適切なのはこれです。
高齢者は複数の病気を抱えて薬が増えやすく、腎臓・肝臓の働きの低下で薬が体に残りやすいため、薬物有害事象が起きやすくなります。いま飲んでいる薬が本当に必要か、量は適切かを定期的に見直すことが予防の基本です。
【ほかの選択肢】
(1) 服用法が複雑だと飲み忘れや飲み間違いが増えます。
回数をまとめる、一包化するなど、服用法はできるだけ簡単にします。 誤り
(3) 高齢者は薬の代謝・排泄が落ちているため、
少量から始めるのが原則です。若年者と同じ量では効き過ぎや副作用のおそれがあります。 誤り
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(4) 日本老年医学会のガイドラインでは、
6剤以上で有害事象が増えるとされています。
「8剤以下」を目安にするのは適切ではなく、できるだけ少なくすることが求められます。 誤り
(5) 新しい症状が出たときは、まず薬の副作用ではないかを
疑います。症状を抑えるために薬を足していくと、さらに薬が増える悪循環(処方カスケード)になります。 誤り
【あわせて覚える】
多くの薬を飲み、有害事象などの問題が生じている状態をポリファーマシーといいます。
出典:社会福祉士国家試験 第37回(令和6年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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