事例を読んで,次のうち,本症例で発生した可能性が最も高い不整脈を1つ選びなさい。…
医学概論 第6問
事例を読んで,次のうち,本症例で発生した可能性が最も高い不整脈を1つ選びなさい。〔事 例〕会社員のAさん(54 歳,男性)は,糖尿病で診療所の外来に通院している。趣味のテニスをしている最中に,突然意識を失って倒れた。同僚が119 番通報し,呼吸を確認したところ死戦期呼吸(下顎呼吸)を認めたため,直ちに胸骨圧迫と人工呼吸を開始した。施設職員が自動体外式除細動器(AED)を持参して除細動を実施し,Aさんの意識は回復した。その後,救急隊により病院へ搬送された。
- (1)徐脈
- (2)期外収縮
- (3)心室細動
- (4)洞不全症候群
- (5)房室ブロック
正答 (3)
正答は (3)。最も適切なのはこれです。
Aさんは運動中に突然意識を失い、死戦期呼吸(下顎呼吸)を示しました。死戦期呼吸は心停止のサインで、普段どおりの呼吸ではありません。そのうえ、AED による除細動で意識が回復しています。AED が電気ショックで治療する代表的な不整脈は心室細動で、これが最も考えられます。糖尿病は、心室細動の原因になる冠動脈疾患の危険因子でもあります。
【ほかの選択肢】
(1) 徐脈は脈が遅くなる状態で、除細動の対象ではありません。 誤り
(2) 期外収縮は多くは無症状か動悸程度で、突然の心停止には
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ふつう結びつきません。 誤り
(4) 洞不全症候群は徐脈を起こす病気で、治療はペースメーカーです。
除細動では治療しません。 誤り
(5) 房室ブロックも徐脈の原因で、除細動の対象ではありません。 誤り
【あわせて覚える】
AED が電気ショックの対象とするのは心室細動と無脈性心室頻拍です。
呼吸が普段どおりでなければ、すぐに胸骨圧迫を始めます。
出典:社会福祉士国家試験 第38回(令和7年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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