事例を読んで,Bさんが通院する病院のAソーシャルワーカーの判断として,次の記述のうち,適切なものを2 つ選びなさい。…
ソーシャルワークの基盤と専門職(専門) 第112問
事例を読んで,Bさんが通院する病院のAソーシャルワーカーの判断として,次の記述のうち,適切なものを2 つ選びなさい。〔事 例〕高校2 年生のBさんは呼吸器の障害があり,睡眠時にはBiPAPの装着が必要である。3 泊4 日の修学旅行についてBさんが主治医に相談したところ,宿泊先及び近隣の医療機関,機械のメーカーがトラブル時の対応についての調整ができれば参加可能との判断であった。必要な調整はできたが,高校は修学旅行期間中にBiPAPの対応に慣れているBさんの母親の同行を求めた。Bさんは,親の負担や友達との時間を考え,親の同行がない方がよいと思っており,そのことを主治医に相談した。主治医は,Aに意見を求めた。
- (1)「生命の安全を重視すれば,Bさんの母親も参加した方がよいのではないか」
- (2)「修学旅行は学校の行事であり,学校の判断に従う方がよいのではないか」
- (3)「学校関係者がBiPAPの対応について,事前に学ぶ機会を持てばよいのではないか」
- (4)「関係者の希望や判断の違いを詳しく確認し,それぞれの意見のすり合わせをした方がよいのではないかと考えている」
- (5)「医学的根拠に基づく意見は重要であり,改めて親の同行は不要との意見を出してもらった方がよいのではないか」
正答 (4)(5)
正答は (4)と(5)。適切なのはこの2つです。
主治医は、医療機関や機械のメーカーとの調整ができれば参加可能と判断し、その調整もできています。それでも高校は母親の同行を求め、Bさんは同行がないほうがよいと考えています。
(4) 学校・Bさん・母親・主治医など関係者の希望や判断の違いを
詳しく確かめ、すり合わせを図ることは、Bさんの意向を尊重
しながら合意をつくるソーシャルワーカーの役割です。
(5) 学校が同行を求める背景には安全への不安があると考えられます。
医学的な根拠に基づいて、親の同行は不要とする主治医の意見を改めて示してもらうことは、その不安に応える有効な方法です。
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【ほかの選択肢】
(1) 安全を理由に母親の同行を勧めることは、必要な調整ができて
いる状況で、Bさんの意向や親の負担を考慮していません。 誤り
(2) 学校の判断にそのまま従うよう勧めるのは、Bさんの意向を
代弁する視点を欠いています。 誤り
(3) 必要な調整はすでにできています。学校関係者に機器の扱いを
学ばせることは、いま意見が分かれている点(母親の同行の要否)の解決にはつながりません。 誤り
出典:社会福祉士国家試験 第38回(令和7年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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