デュルケーム(Durkheim, É.)の「自殺論」に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。…
社会学と社会システム 第13問
デュルケーム(Durkheim, É.)の「自殺論」に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
- (1)自殺傾向は,流行現象として捉える必要があるとした。
- (2)自己本位的自殺は,戦争時に増加する。
- (3)集団本位的自殺は,人々の欲求への規制が弱まることで生じる。
- (4)アノミー的自殺は,経済的に衰退した時も,繁栄の時期にも増加する。
- (5)宿命的自殺は,自己決定意欲が高まると増加する。
正答 (4)
正答は (4)。最も適切なのはこれです。
デュルケームは『自殺論』で、社会による欲求への規制が弱まることで起こる自殺をアノミー的自殺としました。急な不況だけでなく、急な好景気でも、それまでの規範が崩れて欲求に歯止めがきかなくなるため、自殺が増えると説明しています。
【ほかの選択肢】
(1) デュルケームは、自殺を模倣(流行)で説明する考え方を
退け、社会的な要因で説明しようとしました。 誤り
(2) 自己本位的自殺は、社会の統合が弱まり個人が孤立することで
起こる自殺です。戦争などの政治的な危機の時期には、社会のまとまりが強まるため、この種の自殺は減るとされました。 誤り
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(3) 集団本位的自殺は、社会の統合が強すぎて、個人が集団の
ために命を絶つ自殺です。欲求の規制が弱まることで起こるのはアノミー的自殺です。 誤り
(5) 宿命的自殺は、欲求への規制が強すぎて、将来への希望が
閉ざされることで起こる自殺です。 誤り
【見分け方】
社会の統合:弱すぎ=自己本位的、強すぎ=集団本位的
社会の規制:弱すぎ=アノミー的、強すぎ=宿命的
出典:社会福祉士国家試験 第38回(令和7年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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