事例を読んで,次のうち,社会福祉士としてひとり親世帯であるAさん親子の状況を把握するうえで,妥当な社会学の概念として,最…
社会学と社会システム 第18問
事例を読んで,次のうち,社会福祉士としてひとり親世帯であるAさん親子の状況を把握するうえで,妥当な社会学の概念として,最も適切なものを1 つ選びなさい。〔事 例〕非正規の仕事を2 つ掛け持ちしながら小学生の子どもBさんを育てている母親Aさんから相談が入った。「怒鳴っても子どもが言うことを聞かなくて困っている。子どもをしつけるにはどうしたらよいか」という。詳しく話を聞いたところ,Bさんは流行りのゲーム機を買ってもらえないため駄々をこねているという。また「自分は親に怒鳴られて育ってきた。おかげでまともな人間になったと思っているし,怒鳴る以外に言うことを聞かない子どもをしつけるやり方もわからない」とのことである。
- (1)予言の自己成就
- (2)相対的剥奪
- (3)社会的孤立
- (4)役割葛藤
- (5)互酬性
正答 (2)
正答は (2)。最も適切なのはこれです。
相対的剥奪は、人が自分の境遇を周りの人々(準拠集団)と比べて、自分は持てるはずのものを持てていないと感じ、不満や欠乏感を抱くことです。事例では、Bさんは流行りのゲーム機を買ってもらえないために駄々をこねています。周りの子どもが持っているものを自分は持てないという、相対的剥奪の視点から、Aさん親子の状況をとらえることができます。
【ほかの選択肢】
(1) 予言の自己成就は、ある思い込みに基づいて行動した結果、
その思い込みが実現してしまうことです(マートン)。
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事例の状況とは合いません。 誤り
(3) 社会的孤立は、家族や地域などとの関わりが乏しい状態です。
事例には、親子が孤立していることを示す記述はありません。 誤り
(4) 役割葛藤は、複数の役割の期待がぶつかり合うことです。
事例の相談の中心は、子どもがゲーム機を持てないことによる
不満とそのしつけで、役割の葛藤ではありません。 誤り
(5) 互酬性は、贈り物や助け合いなど、何かを受けたらお返しをする
という相互のやりとりの規範です。 誤り
出典:社会福祉士国家試験 第38回(令和7年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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