53 歳の男性。上顎右側第一小臼歯の違和感を主訴として来院した。3 か月前から自覚していたがそのままにしていたという。4…
B問題 第51問
53 歳の男性。上顎右側第一小臼歯の違和感を主訴として来院した。3 か月前から自覚していたがそのままにしていたという。4 は歯髄電気診で生活反応を示さなかった。検査の結果、慢性歯周炎と診断し、歯周基本治療を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No. 18A)とエックス線画像(別冊No. 18B)を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。まず行うのはどれか。2 つ選べ。
- (1)暫間固定
- (2)感染根管治療
- (3)口腔清掃指導
- (4)フッ化物歯面塗布
- (5)スケーリング・ルートプレーニング
正答 (2)(3)
正答は (2)と(3)。失活した4に深い歯周ポケットがあるので、まず感染根管治療で根管の感染源を除き、あわせて口腔清掃指導を始めます。
【見るところ】
写真Aでは歯の頸部に着色と歯垢が多く付いています。表では4の口蓋側に8 mmの深いポケット(出血あり)があり、動揺度は1です。X線画像では4の周りの骨が吸収しています。
4は歯髄電気診で反応がなく、根管からの感染が歯周組織の破壊にかかわる歯内-歯周病変も考えます。この場合は根管治療を先に行い、歯周の反応を見てからスケーリング・ルートプレーニングに進みます。口腔清掃指導は歯周基本治療の最初に行います。
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【ほかの選択肢】
(1) 動揺度1で、暫間固定がまず必要な状態ではないので 誤り
(4) フッ化物歯面塗布はう蝕の予防で、歯周基本治療で最初に行う処置ではないので 誤り
(5) スケーリング・ルートプレーニングは根管治療で炎症の変化を見てから行うので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問51(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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