4 歳の男児。上顎前歯部の変色を主訴として来院した。6 か月前に転倒し顔面を強打したという。上顎右側乳中切歯には自発痛は…
C問題 第64問
4 歳の男児。上顎前歯部の変色を主訴として来院した。6 か月前に転倒し顔面を強打したという。上顎右側乳中切歯には自発痛はなく打診痛があり、歯髄電気診に生活反応を示さなかった。初診時の口腔内写真(別冊No. 24A)とエックス線画像(別冊No. 24B)を別に示す。適切な対応はどれか。1 つ選べ。
- (1)経過観察
- (2)生活歯髄切断
- (3)抜 髄
- (4)感染根管治療
- (5)抜 歯
正答 (4)
正答は (4)。外傷のあと歯髄が壊死し、根尖に病変ができた乳歯なので、感染根管治療で後継永久歯の交換期まで保存します。
【見るところ】
口腔内写真(A)では、上顎右側乳中切歯の歯冠が灰色に変色しています。エックス線画像(B)では、同じ歯の根尖の周りに透過像があると読めます。
自発痛はなく打診痛があり、歯髄電気診に反応しないので、歯髄は壊死して感染していると考えます。4歳では交換まで2〜3年あるので、根管を清掃して乳歯用の吸収性の根管充塡材で充塡し、歯を残します。
【ほかの選択肢】
(1) 根尖に病変があり、放置すると後継永久歯に影響するので 誤り
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(2) 生活歯髄切断は、歯髄が生きている歯に行うので 誤り
(3) 抜髄も生活歯髄に行う処置で、壊死・感染した歯髄には感染根管治療を行うので 誤り
(5) 歯根の吸収が進んでおらず、保存できる歯なので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問64(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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