82 歳の女性。義歯の維持安定不良による咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、新しく上下顎全部床義歯を製作することと…
C問題 第74問
82 歳の女性。義歯の維持安定不良による咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、新しく上下顎全部床義歯を製作することとした。ろう義歯試適時では上顎に問題はなかったが、咬合接触関係が咬合器上と異なっていたため、中心咬合位にてチェックバイトを採得した。ろう義歯の写真(別冊No. 30A)とチェックバイト採得後の写真(別冊No. 30B)を別に示す。この後の操作として正しいのはどれか。2 つ選べ。
- (1)人工歯の削合
- (2)下顎人工歯の再排列
- (3)オクルーザルランプの付与
- (4)作業用模型の咬合器再装着
- (5)ろう義歯を用いた咬合圧印象
正答 (2)(4)
正答は (2)と(4)。口の中で採ったチェックバイトで下顎の模型を咬合器に付け直し、下顎の人工歯を並べ直します。
【見るところ】
写真(B)では、ろう義歯の臼歯部の間にワックスのチェックバイトが挟まれています。
ろう義歯の試適で、咬合器上と口の中の咬み合わせが違っていたのは、咬合採得の誤りなどで下顎の位置がずれていたためです。中心咬合位のチェックバイトを使って作業用模型を咬合器に再装着し、上顎に問題はないので、下顎の人工歯を排列し直します。
【ほかの選択肢】
(1) 人工歯の削合は、重合して完成したあと咬合を整えるときに行うので 誤り
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(3) オクルーザルランプは、顎の切除後などで下顎が偏る患者に付ける誘導面なので 誤り
(5) 咬合圧印象は、排列が正しく決まってから粘膜面の印象を採り直す方法なので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問74(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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