40 歳の男性。上顎右側第一小臼歯のクラウン脱離による咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、咬合様式はグループファン…

C問題 第50問

40 歳の男性。上顎右側第一小臼歯のクラウン脱離による咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、咬合様式はグループファンクションであり、ジルコニアクラウンを製作することとした。完成したクラウンの口腔内試適で隣接面接触、辺縁適合性は共に良好であった。咬合検査後の口腔内写真(別冊No. 18)を別に示す。次に行うのはどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2024年(令和6年) 第50問の写真
正答 (3)
正答は (3)。頰側咬頭の咬合調整です。 【見るところ】 咬合検査後の写真(別冊No. 18)では、上顎右側第一小臼歯のジルコニアクラウン(白いクラウン)の口蓋側咬頭に赤(咬頭嵌合位)の接触があり、頰側咬頭の内斜面には、側方滑走運動時の青の強く大きな接触が印記されています。 グループファンクションでは、作業側の犬歯から臼歯の頰側咬頭がそろって接触します。このクラウンだけが側方運動で強く当たると、そこに力が集まり、クラウンや支台歯が壊れたり、早期接触の原因になったりします。 咬頭嵌合位の接触(赤)は保ったまま、側方運動での強い接触(青)を削ります。作業側の干渉は、上顎では頰側咬頭の内斜面、下顎では舌側咬頭の内斜面を調整します(BULL の法則)。咬頭嵌合位で接触する口蓋側咬頭(機能咬頭)は削りません。
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【ほかの選択肢】 (1) クラウンの装着  側方運動での強い接触が残っている 誤り (2) クラウンの再製作  隣接面の接触・辺縁の適合は良好で、咬合調整で対応できる 誤り (4) 口蓋側咬頭の咬合調整  咬頭嵌合位を支える機能咬頭で、削ると咬合が低くなる 誤り (5) 辺縁隆線部の咬合調整  問題の接触は頰側咬頭にある 誤り

出典:2024年(令和6年) 歯科医師国家試験 問50(厚生労働省 公表)出典元ページ

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