ロストワックス法によりブリッジを製作することとした。鋳造に用いた埋没材の熱膨張曲線を図に示す。使用可能な金属はどれか。2…
C問題 第87問
ロストワックス法によりブリッジを製作することとした。鋳造に用いた埋没材の熱膨張曲線を図に示す。使用可能な金属はどれか。2 つ選べ。
- (1)純チタン
- (2)22K 金合金
- (3)タイプ3 金合金
- (4)金銀パラジウム合金
- (5)コバルトクロム合金
正答 (3)(4)
正答は (3)と(4)。約 250℃ で急に膨らむクリストバライト系の石膏系埋没材なので、鋳造温度の低い金合金・金銀パラジウム合金に使います。
【見るところ】
熱膨張曲線は 200〜250℃ 付近で急に立ち上がり、全体で約 1.2% 膨張しています。クリストバライトの転移による膨張で、石膏を結合材とするクリストバライト埋没材の曲線です。
石膏系埋没材は高い温度で分解するため、700℃ 前後までしか加熱できず、融点の低い合金(金合金、金銀パラジウム合金)の鋳造に使います。ブリッジには強さが要るので、硬いタイプ3金合金や金銀パラジウム合金が適しています。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(1) 純チタンは融点が高く反応しやすいので、専用のマグネシア・アルミナ系の埋没材を使うので 誤り
(2) 22K 金合金は軟らかく、力のかかるブリッジには強さが足りないので 誤り
(5) コバルトクロム合金は融点が高く、リン酸塩系埋没材を使うので 誤り
【覚え方】
石膏系=金合金・金銀パラジウム合金
リン酸塩系=陶材焼付用合金・コバルトクロム合金
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問87(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「C問題」のほかの問題
- 2025年(令和7年) 第35問55 歳の男性。インプラント治療後のメインテナンスを希望して来院した。プラークの染め出し
- 2025年(令和7年) 第63問76 歳の女性。下顎義歯の破損を主訴として来院した。診察の結果、下顎部分床義歯を製作する
- 2024年(令和6年) 第6問酵素共役型受容体に作用するのはどれか。1 つ選べ。
- 2024年(令和6年) 第34問赤血球の破壊によって生じるのはどれか。2 つ選べ。
- 2024年(令和6年) 第67問54 歳の女性。上顎右側側切歯のブラッシング時の痛みと審美不良を主訴として来院した。2
- 2025年(令和7年) 第7問抗菌薬の点滴静注開始後に突然、気分不良、喘鳴を伴う呼吸困難および全身皮膚の搔痒感を訴えた
スポンサーリンク


