85 歳の男性。上顎右側臼歯口蓋側のブラッシング時の出血を主訴として歯科訪問診療の依頼があった。5 年前から家族同行でか…

D問題 第57問

85 歳の男性。上顎右側臼歯口蓋側のブラッシング時の出血を主訴として歯科訪問診療の依頼があった。5 年前から家族同行でかかりつけ歯科医へ通院していたが、6 か月前に脳梗塞を発症し、意識障害があり、寝たきり状態であるという。口腔清掃は全介助である。初診時の口腔内写真(別冊No. 20A)とエックス線画像(別冊No. 20B)を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。適切な対応はどれか。3 つ選べ。

歯科医師 2023年(令和5年) 第57問の写真(1/2)歯科医師 2023年(令和5年) 第57問の写真(2/2)
正答 (1)(3)(4)
正答は (1)と(3)と(4)。寝たきりで自分で磨けない患者なので、歯科医療者が専門的に清掃し、誤嚥しにくい手用スケーラーを使い、介助者に清掃の方法を指導します。 【見るところ】 口腔内写真(A、ミラー像)では、上顎右側臼歯の口蓋側の歯頸部にプラークが厚く付き、歯肉が赤く腫れています。表では 3〜4 mm のポケットに出血が多く、エックス線画像(B)では骨吸収は軽度と読めます。 出血の原因はプラークによる歯肉炎・軽度の歯周炎です。PTC でプラークを除き、歯石は注水の要らない手用スケーラーで取ります(意識障害があり、注水する超音波スケーラーは誤嚥の危険がある)。毎日の清掃は介助者が行うので、その方法を指導します。
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【ほかの選択肢】 (2) 意識障害があり、うがいの水を吐き出せず誤嚥のおそれがあるので 誤り (5) LDDS は深いポケットに薬を入れる方法で、3〜4 mm のポケットでまず行うものではないので 誤り

出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問57(厚生労働省 公表)出典元ページ

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