51 歳の女性。下顎右側小臼歯部の歯肉の出血と違和感を主訴として来院した。3 か月前から自覚していたがそのままにしていた…
A問題 第75問
51 歳の女性。下顎右側小臼歯部の歯肉の出血と違和感を主訴として来院した。3 か月前から自覚していたがそのままにしていたという。歯周基本治療後の再評価の結果、歯周外科治療を行うこととした。歯周基本治療後の口腔内写真(別冊No. 26A)とエックス線画像(別冊No. 26B)を別に示す。再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。4 に行う処置で適切なのはどれか。2 つ選べ。
- (1)骨移植術
- (2)新付着術
- (3)歯肉切除術
- (4)歯肉剝離搔爬術
- (5)歯周ポケット搔爬術
正答 (1)(4)
正答は (1)と(4)。下顎右側第一小臼歯の遠心に深いポケットと垂直性の骨欠損があるので、歯肉剝離搔爬術に骨移植術を合わせます。
【見るところ】
表:4 の頰側遠心が 7 mm、舌側遠心が 4 mm(向かい合う 5 の舌側近心も 4 mm)で、いずれもプロービング時の出血があり、4 の動揺度は1度です。
B:4 と 5 の間(4 の遠心)に、歯根に沿ってくぼむ垂直性の骨吸収があると読めます。
歯周基本治療の後も 4 mm 以上の深いポケットと出血が残り、垂直性の骨欠損があるので、歯周外科治療を行います。歯肉を剝離して根面と骨欠損をよく見ながら清掃し(歯肉剝離搔爬術)、骨欠損に骨移植材を入れて骨の再生をはかります。
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【ほかの選択肢】
(2) 新付着術 ポケットの内側を切除して付着を得る方法で、骨欠損を直接扱えないので 誤り
(3) 歯肉切除術 歯肉の増殖による仮性ポケットに使い、骨欠損には使えないので 誤り
(5) 歯周ポケット搔爬術 浅いポケットに使う方法で、骨欠損を直接扱えないので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問75(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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