50 歳の男性。上顎前歯部の腫脹を主訴として来院した。1 年前から自覚していたがそのままにしていたという。歯周基本治療後…
B問題 第40問
50 歳の男性。上顎前歯部の腫脹を主訴として来院した。1 年前から自覚していたがそのままにしていたという。歯周基本治療後の再評価の結果、エナメルマトリックスタンパク質を用いた歯周組織再生療法を行うこととした。術中の口腔内写真(別冊No. 12)を別に示す。再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。次に行う処置はどれか。1 つ選べ。
- (1)縫 合
- (2)根面処理
- (3)自家骨移植
- (4)不良肉芽組織除去
- (5)スケーリング・ルートプレーニング
正答 (2)
正答は (2)。根面処理です。
【見るところ】
写真は歯肉弁を剝離した術中で、上顎右側中切歯の近心に、骨の欠損部が見えています。欠損の中の不良肉芽組織はすでに除かれ、根面と骨壁が露出しています。
表:再評価時、右側中切歯の近心に唇側7 mm・口蓋側6 mmのポケットとプロービング時の出血があります。
エナメルマトリックスタンパク質(EMD、エムドゲイン)を用いた歯周組織再生療法の手順は、次のとおりです。
浸潤麻酔→切開・歯肉弁の剝離→不良肉芽組織の除去→根面のデブライドメント(スケーリング・ルートプレーニング)→根面処理(EDTAなどで根面のスメア層を除き、コラーゲン線維を露出させる)→洗浄→EMDの塗布→歯肉弁の縫合
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写真は不良肉芽組織を除き、根面を清掃した段階なので、次は根面処理です。
【ほかの選択肢】
(1) 縫合 EMDを塗布したあとに行う 誤り
(3) 自家骨移植 EMDの療法の手順に必ず含まれるものではない。欠損の形によって併用することはあるが、根面処理より後 誤り
(4) 不良肉芽組織除去 写真ではすでに済んでいる 誤り
(5) スケーリング・ルートプレーニング 不良肉芽組織の除去と合わせて、すでに済んでいる段階 誤り
出典:2024年(令和6年) 歯科医師国家試験 問40(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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