下顎右側中切歯の自発痛と歯肉の腫脹で来院した患者の口腔内写真(別冊No. 17A)とエックス線画像(別冊No. 17B)…

C問題 第49問

下顎右側中切歯の自発痛と歯肉の腫脹で来院した患者の口腔内写真(別冊No. 17A)とエックス線画像(別冊No. 17B)を別に示す。プロービング深さは遠心唇側で5 mm であった。適切な対応はどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2024年(令和6年) 第49問の写真
正答 (5)
正答は (5)。局所薬物配送システム〈LDDS〉です。 【見るところ】 口腔内写真(別冊No. 17A)では、下顎前歯の歯頸部に多量の歯石と着色があり、下顎右側中切歯の唇側の付着歯肉が限局して丸く腫れています。エックス線画像(別冊No. 17B)では、下顎前歯部に水平性の骨吸収がみられ、根尖部にはっきりした透過像はありません。 自発痛と限局した歯肉の腫れがあり、プロービング深さは5 mm です。根尖病変がなく、歯周ポケットからの急性の炎症(歯周膿瘍)と考えられます。急性期の対応として、歯周ポケットの洗浄と、ポケット内への抗菌薬の局所投与(LDDS。歯科用のミノサイクリン軟膏など)を行います。膿瘍が大きければ切開排膿も行います。急性の症状が落ち着いてから、スケーリング・ルートプレーニングなどの歯周基本治療を進めます。
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【ほかの選択肢】 (1) PMTC  専門家による機械的歯面清掃。メインテナンスなどで行う処置で、急性の膿瘍への対応ではない 誤り (2) 歯肉切除  歯肉増殖などで仮性ポケットを除く外科処置。急性期には行わない 誤り (3) 新付着術  歯周外科治療。急性期には行わない 誤り (4) 歯周ポケット搔爬術  歯周外科治療。急性の炎症があるときには行わない 誤り

出典:2024年(令和6年) 歯科医師国家試験 問49(厚生労働省 公表)出典元ページ

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