26 歳の男性。左側頰部の腫脹を主訴として来院した。左側耳下腺乳頭の後方部に可動性、弾性軟の腫瘤を触知する。初診時の造影…

C問題 第79問

26 歳の男性。左側頰部の腫脹を主訴として来院した。左側耳下腺乳頭の後方部に可動性、弾性軟の腫瘤を触知する。初診時の造影CT(別冊No. 34A)、造影3D-CT(別冊No. 34B)及びMRI(別冊No. 34C)を別に示す。考えられるのはどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2024年(令和6年) 第79問の図(1/2)歯科医師 2024年(令和6年) 第79問の図(2/2)
正答 (1)
正答は (1)。血管腫です。 【見るところ】 造影CT(別冊No. 34A)では、左側の頰部の咬筋の前方に、境界明瞭で造影される腫瘤があり、その中に小さな石灰化(静脈石)を思わせる点状の高吸収がみられます。造影3D-CT(別冊No. 34B)では、腫瘤の部位に血管が集まっています。MRI(別冊No. 34C)では、T1 強調像で筋と同程度の信号、脂肪抑制T2 強調像で分葉状の著しい高信号を示します。 若い成人の頰部の、軟らかく可動性のある腫瘤で、造影効果・静脈石・T2 強調像での著しい高信号がそろい、血管腫(静脈奇形)が考えられます。静脈石は、血管腔の中の血栓が石灰化したもので、血管腫(静脈奇形)に特徴的です。
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【ほかの選択肢】 (2) 脂肪腫  CT で脂肪と同じ低吸収、MRI の T1 強調像で高信号、脂肪抑制で信号が下がる 誤り (3) 神経鞘腫  境界明瞭な充実性腫瘤で、静脈石はない 誤り (4) 類皮嚢胞  口底の正中に多い嚢胞で、内容に脂肪成分を含む 誤り (5) リンパ管腫  多房性の嚢胞状で、T2 強調像で高信号を示すが、内部は造影されず静脈石もない。小児に多い 誤り

出典:2024年(令和6年) 歯科医師国家試験 問79(厚生労働省 公表)出典元ページ

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