右側頰部の違和感と鼻閉感で来院した患者のエックス線画像(別冊No. 18A、B)とCT(別冊No. 18C)を別に示す。…
C問題 第55問
右側頰部の違和感と鼻閉感で来院した患者のエックス線画像(別冊No. 18A、B)とCT(別冊No. 18C)を別に示す。原因で最も疑われるのはどれか。1 つ選べ。
- (1)真 菌
- (2)放線菌
- (3)緑膿菌
- (4)レンサ球菌
- (5)黄色ブドウ球菌
正答 (1)
正答は (1)。真菌です。
【見るところ】
パノラマ(A)とWaters 法(B)で右側の上顎洞が白く曇っています(不透過性の亢進)。CT(C)では右側上顎洞の中が軟組織の濃さで満たされ、その中に点状・斑状の強い高吸収(石灰化のような白い点)が見えます。
上顎洞の中に、点状の石灰化を伴う病変があるのは、真菌(アスペルギルス)による上顎洞炎(上顎洞真菌症)の特徴です。真菌の塊(菌球)の中にカルシウムやマンガンなどが沈着して、CT で高吸収に見えます。治療は内視鏡下の手術などで菌塊を除去します。
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【ほかの選択肢】
(2) 放線菌 顎骨・顎下部などの硬い腫脹や瘻孔をつくる放線菌症の原因。上顎洞の点状石灰化は特徴ではない 誤り
(3) 緑膿菌 日和見感染の菌で、この画像の特徴とは結びつかない 誤り
(4) レンサ球菌 一般的な細菌性の副鼻腔炎の原因になるが、点状の石灰化は伴わない 誤り
(5) 黄色ブドウ球菌 同じく細菌性の炎症の原因で、点状の石灰化は特徴ではない 誤り
出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問55(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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