65 歳の男性。右側顎下部の腫脹を主訴として来院した。2 年前から同部の腫脹と消退を繰り返していたがそのままにしていたと…

A問題 第58問

65 歳の男性。右側顎下部の腫脹を主訴として来院した。2 年前から同部の腫脹と消退を繰り返していたがそのままにしていたという。腫脹部は限局性で、軽度の圧痛を認める。初診時のエックス線画像(別冊No. 22A)とCT(別冊No. 22B、C)を別に示す。手術に際し切開するのはどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2024年(令和6年) 第58問の図(1/2)歯科医師 2024年(令和6年) 第58問の図(2/2)
正答 (5)
正答は (5)。Wharton 管です。 【見るところ】 A:パノラマで、右側の下顎体に重なって楕円形の淡い不透過像があります(唾石が骨と重なって写っていると考えられます)。 B:CTの骨表示の横断像で、右の口底の前方寄り、下顎骨の舌側に、楕円形の強い高吸収(白い塊)があります。 C:軟組織表示で、口底から顎下部にかけての軟組織の様子がわかります。 腫れと引きを繰り返す顎下部の腫脹(食事のときに腫れる唾疝痛の経過)と、口底の顎下腺管(Wharton 管)に沿った石灰化物から、顎下腺の唾石症と診断します。唾石が口底の前方の導管の中にあるときは、口の中から口底粘膜とその下の Wharton 管を切開して、唾石を摘出します。唾石が腺の中や移行部の奥にあるときは、顎下腺ごと摘出することがあります。
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【ほかの選択肢】 (1) 広頸筋  口外からの顎下腺摘出術で切開する筋。口内法の唾石摘出では切らない 誤り (2) 舌下腺  舌下腺は切らない。導管の横にあるので傷つけないようにする 誤り (3) 顎舌骨筋  導管は顎舌骨筋の上(口底側)にあり、口内法では切らない 誤り (4) Stensen 管  耳下腺管。頰粘膜の上顎第二大臼歯の対側に開く 誤り

出典:2024年(令和6年) 歯科医師国家試験 問58(厚生労働省 公表)出典元ページ

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