顎骨内に発生した囊胞のH-E 染色病理組織像(別冊No. 7)を別に示す。診断名はどれか。1 つ選べ。…

B問題 第34問

顎骨内に発生した囊胞のH-E 染色病理組織像(別冊No. 7)を別に示す。診断名はどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2025年(令和7年) 第34問の図
正答 (5)
正答は (5)。正角化性歯原性囊胞です。 【見るところ】 病理組織像(別冊No. 7)では、囊胞の裏装上皮は重層扁平上皮で、表面に厚い層状の角化層があり、角化層の中に核が残っていません (正角化)。その下に顆粒層がはっきり見えます。 基底細胞は立方形〜扁平で、柵状の配列は目立ちません。 正角化と顆粒層、柵状でない基底層は、正角化性歯原性囊胞の特徴です。歯原性角化囊胞(錯角化で、表面が波打ち、基底細胞が柵状に並ぶ)と区別します。正角化性歯原性囊胞は再発が少ないとされます。 【ほかの選択肢】
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(1) 歯根囊胞  非角化の重層扁平上皮で裏装され、壁に強い炎症がある 誤り (2) 単純性骨囊胞  上皮の裏装がない空洞 誤り (3) 鼻口蓋管囊胞  重層扁平上皮や線毛円柱上皮で裏装され、壁に神経・血管がある 誤り (4) 腺性歯原性囊胞  上皮に粘液細胞や腺管様の構造がある 誤り 【歯原性角化囊胞との違い】 歯原性角化囊胞  錯角化(角化層に核が残る)、表面が波状、 基底細胞が柵状に並ぶ、再発しやすい 正角化性歯原性囊胞  正角化、顆粒層あり、基底細胞は柵状でない

出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問34(厚生労働省 公表)出典元ページ

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