77 歳の男性。食事中のむせを主訴として来院した。1 年前に脳梗塞を発症したが、現在はリハビリテーションを受けていない。…

C問題 第33問

77 歳の男性。食事中のむせを主訴として来院した。1 年前に脳梗塞を発症したが、現在はリハビリテーションを受けていない。食事形態は普通食であり、液体にはとろみをつけていないという。口腔機能検査では異常値が認められなかったが、嗄声を生じており、改訂水飲みテスト時にむせがあったため嚥下造影検査を行うこととした。液体の嚥下を記録した嚥下造影検査の画像(別冊No. 6)を別に示す。推奨される間接訓練はどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2025年(令和7年) 第33問の図
正答 (5)
正答は (5)。プッシング訓練です。 【見るところ】 嚥下造影の咽頭期の画像で、造影剤の一部が喉頭から気管の方へ入っていく線状の影があり、誤嚥していると読めます。 この患者は嗄声があり、液体でむせています。脳梗塞のあとの嗄声は声帯の麻痺などで声門がしっかり閉じないことを示し、嚥下時に声門が閉じきれないため、流れの速い液体が気管に入りやすくなります。プッシング訓練(プッシング・プリング訓練)は、壁や机を押したり引いたりしながら強く発声して、声門を閉じる力を強める訓練です。声門閉鎖の不良による誤嚥の予防に勧められます。
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【ほかの選択肢】 (1) 開口訓練  大きく口を開けて舌骨上筋群を鍛え、喉頭の挙上・食道入口部の開大を改善する訓練 誤り (2) 舌抵抗訓練  舌圧の低下に対する訓練。口腔機能検査では異常がない 誤り (3) 頭部挙上訓練  あお向けで頭を挙げて舌骨上筋群を鍛え、食道入口部の開大を改善する(Shaker 法) 誤り (4) 頸部可動域訓練  首の筋肉をほぐす準備運動で、声門閉鎖の改善にはならない 誤り

出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問33(厚生労働省 公表)出典元ページ

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