55 歳の男性。下顎左側第一大臼歯部の自発痛を主訴として来院した。来院時の血圧は160/95 mmHg、心拍数は70/分…

D問題 第73問

55 歳の男性。下顎左側第一大臼歯部の自発痛を主訴として来院した。来院時の血圧は160/95 mmHg、心拍数は70/分であった。フェリプレシン含有3 %プロピトカイン塩酸塩1.8 mL で浸潤麻酔後に罹患歯質の除去を行っていたところ、頭痛と気分不快を訴えた。そのときの生体情報モニタ画面の写真(別冊No. 29)を別に示す。まず投与すべき薬剤はどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2025年(令和7年) 第73問の写真
正答 (3)
正答は (3)。ニカルジピン塩酸塩です。 【見るところ】 モニタでは血圧が213/126 mmHg(平均155 mmHg)と非常に高く、心拍数は90/分、心電図(Ⅱ誘導)は洞調律で、SpO₂ は96%です。 もともと血圧が高い(160/95 mmHg)患者が、治療の痛みやストレスで血圧が急に上がり、頭痛と気分不快を訴えています。高血圧の危険な状態(脳出血などのおそれ)なので、治療を中断し、血圧を下げます。ニカルジピンは静脈内に投与できるカルシウム拮抗薬で、血管を広げて速やかに血圧を下げるので、まず投与する薬に適しています。
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【ほかの選択肢】 (1) アドレナリン  血圧をさらに上げる。アナフィラキシーや心停止に使う 誤り (2) エフェドリン塩酸塩  血圧を上げる昇圧薬。低血圧のときに使う 誤り (4) サルブタモール硫酸塩  β₂刺激薬で、気管支喘息の発作に使う 誤り (5) スガマデクスナトリウム  ロクロニウムなどの筋弛緩薬の作用を打ち消す薬 誤り

出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問73(厚生労働省 公表)出典元ページ

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