顎下部の疼痛を主訴とする患者のエックス線画像(別冊No. 22A、B)を別に示す。追加する画像検査と目的の組合せで正しい…
A問題 第70問
顎下部の疼痛を主訴とする患者のエックス線画像(別冊No. 22A、B)を別に示す。追加する画像検査と目的の組合せで正しいのはどれか。1 つ選べ。
- (1)CT 病変の位置確認
- (2)PET/CT 転移性腫瘍の診断
- (3)超音波検査 血流速度の評価
- (4)唾液腺造影撮影 唾液腺機能の診断
- (5)唾液腺シンチグラフィ 悪性腫瘍の鑑別
正答 (1)
正答は (1)。CTで病変の位置確認です。
【見るところ】
パノラマ(22A)では、下顎の歯の根尖とは重ならない部位に、小さな類円形の不透過像があります。下顎の咬合法エックス線画像(22B)では、口底部の舌側の軟組織の中に、円形の不透過像があります。
顎下腺管(Wharton管)の唾石と読めます。
顎下部の痛みと口底部の不透過像から、顎下腺の唾石症が考えられます。摘出の方法(口内法で管から取るか、腺ごと取るか)を決めるには、唾石の数と位置(管の中か、腺の中か)を正しく知る必要があり、CTで確認します。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(2) PET/CT・転移性腫瘍の診断 腫瘍を疑う所見ではない 誤り
(3) 超音波検査・血流速度の評価 超音波検査は唾石や腺の評価に使えるが、血流速度の評価は目的ではない 誤り
(4) 唾液腺造影撮影・唾液腺機能の診断 唾液腺造影は導管の形の評価に使う。唾石を奥へ押し込むおそれがあり、急性炎症では行わない 誤り
(5) 唾液腺シンチグラフィ・悪性腫瘍の鑑別 シンチグラフィは唾液腺の機能の評価に使う(Warthin腫瘍の診断に用いることはある) 誤り
出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問70(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「A問題」のほかの問題
- 2023年(令和5年) 第66問かかりつけ歯科医でエックス線異常像を指摘されて来院した患者のエックス線画像(別冊No.
- 2024年(令和6年) 第5問炎症性サイトカインの産生を抑制するのはどれか。1 つ選べ。
- 2024年(令和6年) 第32問転倒により生じた2 歳男児の舌の裂創に対して、全身麻酔下に縫合処置を行うこととした。用い
- 2024年(令和6年) 第63問78 歳の女性。食事がしにくいことを主訴として来院した。3 か月前に他院で全部床義歯を製
- 2023年(令和5年) 第8問筋小胞体から放出されて筋収縮を起こすのはどれか。1 つ選べ。
- 2023年(令和5年) 第36問歯の喪失に伴う障害とその分類の組合せで適切なのはどれか。2 つ選べ。
スポンサーリンク


