4 歳の女児。上顎右側乳臼歯部の激しい疼痛を主訴として来院した。3 か月前にDのコンポジットレジンの脱離に気付いていたが…

A問題 第68問

4 歳の女児。上顎右側乳臼歯部の激しい疼痛を主訴として来院した。3 か月前にDのコンポジットレジンの脱離に気付いていたが、症状がないためそのままにしていたところ、昨晩から痛みが続いているという。Dに打診痛を認める。初診時の口腔内写真(別冊No. 21A)とエックス線画像(別冊No. 21B)を別に示す。適切な処置はどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2025年(令和7年) 第68問の写真
正答 (3)
正答は (3)。抜髄です。 【見るところ】 口腔内写真(21A)では、上顎右側第一乳臼歯(D)の遠心のコンポジットレジンが脱離し、深い齲窩があります。 エックス線画像(21B)では、齲蝕が歯髄に近接(達して)しており、根尖・根分岐部に明らかな透過像はないと読めます。 脱離した修復物のすき間から齲蝕が進み、昨晩から激しい痛みが続いています。自発痛が続き打診痛もあるので、歯髄は不可逆的な炎症(急性化膿性歯髄炎など)に陥っていると考えます。根尖病変はなく、歯根の吸収も進んでいないので、歯髄を全部除去する抜髄を行い、乳歯を保存します。
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【ほかの選択肢】 (1) コンポジットレジン修復  歯髄炎を治療せずに修復すると、痛みが続き悪化する 誤り (2) 生活歯髄切断  歯冠部の歯髄に限られた炎症に行う。自発痛が続き打診痛がある場合は、炎症が根部歯髄に及んでいると考える 誤り (4) 感染根管治療  歯髄が壊死し根尖病変がある場合に行う 誤り (5) 抜歯  保存できる歯であり、4歳で抜歯すると後継永久歯の萌出の空隙の喪失につながる 誤り

出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問68(厚生労働省 公表)出典元ページ

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