36 歳の男性。舌の腫脹を主訴として来院した。6 か月前から気付いていたが、痛みがないためそのままにしていたところ、徐々…

B問題 第30問

36 歳の男性。舌の腫脹を主訴として来院した。6 か月前から気付いていたが、痛みがないためそのままにしていたところ、徐々に増大してきたという。初診時の口腔内写真(別冊No. 6A)、MRI(別冊No. 6B)及び摘出物のH-E 染色病理組織像(別冊No. 6C)を別に示す。診断名はどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2025年(令和7年) 第30問の写真(1/2)歯科医師 2025年(令和7年) 第30問の写真(2/2)
正答 (4)
正答は (4)。血管腫〈静脈奇形〉です。 【見るところ】 口腔内写真(6A)では、舌背の右寄りに、青紫色の境界がやや不明瞭な 軟らかそうな膨らみがあります。MRI(6B)では、病変はT1強調像で筋肉と同じくらいの信号、T2強調像で明るい高信号です。 病理組織像(6C)では、拡張した大小の血管腔の中に赤血球が満ち、内皮細胞で覆われた壁が見えます。 青紫色の色調、T2強調像での高信号、拡張した血管腔の集まりから、静脈奇形(従来の海綿状血管腫)です。圧迫すると色が薄くなり、内部に静脈石(石灰化)ができることがあります。
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【ほかの選択肢】 (1) 脂肪腫  黄色っぽい腫瘤で、T1強調像で高信号。成熟した脂肪細胞からなる 誤り (2) 多形腺腫  唾液腺の腫瘍で、舌背には少ない。上皮と粘液腫様の間質からなる 誤り (3) 膿原性肉芽腫  赤く出血しやすい有茎性の腫瘤で、表面に潰瘍があり、毛細血管が増えた肉芽組織からなる 誤り (5) リンパ管腫〈リンパ管奇形〉  拡張した管腔の中はリンパ液で、赤血球はほとんど入っていない。舌では表面が小さな水疱状になる 誤り

出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問30(厚生労働省 公表)出典元ページ

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