Bagolini 線条レンズを装用して患者が融像できた範囲(別冊No. 5)を別に示す。考えられるのはどれか。…
午前 第34問
Bagolini 線条レンズを装用して患者が融像できた範囲(別冊No. 5)を別に示す。考えられるのはどれか。
- (1)左滑車神経麻痺
- (2)左動眼神経麻痺
- (3)右外転神経麻痺
- (4)左眼窩吹き抜け骨折
- (5)右double elevator palsy
正答 (1)
正答は (1)。考えられるのは左滑車神経麻痺です。
【見るところ】
Bagolini 線条レンズで融像できた範囲(赤い部分)は、左方視・左上方視・左下方視では 50° まで、上方視は約 40°、右方視は約 30° まで広がっています。右方視から下方視の間(右下方視)だけ、中心のすぐ近くまで融像できない範囲が入り込んでいます。
融像できない(複視が出る)のは、麻痺した筋が主にはたらく方向です。右下方視で主にはたらくのは、右眼では下直筋、左眼では上斜筋です。下方視全体ではなく右下方に限って欠けていること、下直筋だけの単独の麻痺はまれであることから、左眼の上斜筋の麻痺(左滑車神経麻痺)が最も考えられます。
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【ほかの選択肢】
(2) 左動眼神経麻痺 左眼の内転・上転・下転が障害され、右方視・上方視・下方視の広い範囲で融像できなくなる 誤り
(3) 右外転神経麻痺 右方視で融像できなくなる。下方への限局にはならない 誤り
(4) 左眼窩吹き抜け骨折 下直筋の挟み込みで主に上方視(と下方視)で融像できなくなる 誤り
(5) 右 double elevator palsy 右眼の上転が全体に障害され、上方視で融像できなくなる 誤り
出典:2025年(令和7年) 視能訓練士国家試験 問34(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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