高速機の主翼に関する説明で誤りはどれか。…
航空工学 第2問
高速機の主翼に関する説明で誤りはどれか。
- (1)薄い層流翼型は臨界マッハ数を大きくできるが、失速が急激であり回復も遅い。
- (2)翼厚を薄くすると翼構造が柔軟になり、後退角と相まって翼がねじれやすくなりエルロン・リバーサルやフラッタが発生するようになる。
- (3)スーパークリチカル翼型は衝撃波の発生する位置を翼型の後縁付近に移すことにより、圧力の急変による影響を少なくして抗力の急増を防ごうとする翼型である。
- (4)後退角は、翼厚を変えることなく翼厚比を大きくしたのと同じ効果がある。
正答 (4)
正答は (4)。後退角は、翼厚を変えずに翼厚比を「小さく」したのと同じ効果なので、大きくしたとするこれが誤りです。
後退翼では、翼に直角な方向の流れの成分だけが翼型の圧力分布に効きます。その方向で見ると翼弦が長くなり、翼厚比が小さくなったのと同じになるので、臨界マッハ数が上がります。
【ほかの選択肢】
(1) 薄い層流翼型は臨界マッハ数を上げられるが、失速が急で回復も遅いので 正しい
(2) 薄い翼は柔らかく、後退角とあわせてねじれやすく、エルロン・リバーサルやフラッタが起きやすいので 正しい
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(3) スーパークリティカル翼型は衝撃波の位置を後縁寄りにし、弱くして抗力の急増を抑えるので 正しい
【見分け方】
後退角の効果は「翼を薄くしたのと同じ」です。
出典:令和4年3月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 航空工学 問2(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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