TOC(上昇上限)はB VORからの距離で、最も近いものはどれか。…
空中航法 第20問
TOC(上昇上限)はB VORからの距離で、最も近いものはどれか。
- (1)B VORからA VOR寄りで約45nmの距離
- (2)B VORからA VOR寄りで約55nmの距離
- (3)B VORからA VOR寄りで約62nmの距離
- (4)B VORからA VOR寄りで約72nmの距離
正答 (3)
正答は (3)。TOCはB VORからA VOR寄りに約62nmの所です。
ここでのTOCは、上昇を終えて巡航に入る点(上昇頂点)のことです。
【上昇の高度】
A〜Bの磁針路は TC216°+8W=224°で偶数の千ft。上昇後の重量が85,000lb以上なので、−10の巡航表で使える最も高い偶数高度は18,000ftです(20,000ftには85,000lb以上の欄が無い)。
【上昇の時間とGS】
離陸重量88,800lbなので「BELOW 90,000lb」の上昇表、18,000ft、−10の欄から 13.5分・2,380lb・TAS223kt。風300°/80kt、TC216°で、風との角度84°
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向かい風成分 80×cos84°≒8kt
横風成分 80×sin84°≒80kt
WCA=sin⁻¹(80÷223)≒21°
GS≒223×cos21°−8≒200kt
上昇距離 200×13.5÷60≒45nm
【TOCの位置】
A〜Bは107nmなので、107−45=62nmB VORからA VOR寄りで約62nmです。
【ほかの選択肢】
(1) 約45nm 上昇距離(A VORからの距離)をBからの距離と取り違えた値です 誤り
(2) 約55nm 計算と合いません 誤り
(4) 約72nm 計算と合いません 誤り
【ポイント】
横風が強いと偏流修正角が大きくなり、TASのうち進む方向に使える分が減ります。ここでは向かい風はわずかでも、GSはTASより約23kt小さくなります。
出典:令和4年7月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 空中航法 問20(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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