ジェットエンジンの空気取入ダクトへの着氷に関する説明で誤りはどれか。…
航空気象 第18問
ジェットエンジンの空気取入ダクトへの着氷に関する説明で誤りはどれか。
- (1)過冷却水滴を含んでいる雲の中の飛行で着氷するしくみは翼と同様である。
- (2)大気温度が凍結点以上で過冷却水滴がなくても、相対湿度が高ければ着氷することがある。
- (3)地上滑走中や離陸中は空気取入系統内の圧力が下がるため取り入れた空気温度も低下し、0℃以下になれば着氷が発生する。
- (4)一般的なジェット機で過冷却水滴がなければ、空気取入系統内への着氷は、対気速度が概ね160kt以上で発生しなくなる。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
過冷却水滴がなくても起こる吸気系統の着氷は、地上滑走中や離陸中など低速で多量の空気を吸い込み、吸気ダクト内の圧力と温度が下がるときに起こりやすいものです。対気速度が増せばラム効果で吸気の温度が上がって起こりにくくなりますが、その目安を「概ね160kt以上」とする記述は誤りとされています。
【ほかの選択肢】
(1) 過冷却水滴を含む雲の中の飛行で、吸気口の前縁などに
着氷するしくみは翼と同じです 正しい
(2) 大気温度が凍結点以上で過冷却水滴がなくても、相対湿度が
解説の続きをみる続きを閉じる
高ければ、吸気系統内の温度低下で着氷することがあります 正しい
(3) 地上滑走中や離陸中は空気取入系統内の圧力が下がるため
空気の温度も下がり、0℃以下になれば着氷が起こります 正しい
【注意】
外気温が0℃を少し上回るときでも、湿度が高ければエンジンの防氷装置が必要になることがあります。運用の条件は機種ごとの規程に従います。
出典:令和5年3月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 航空気象 問18(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
この問題はほかの試験・回でも出ています
「航空気象」のほかの問題
- 令和元年11月期 第3問地衡風についての記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中か
- 令和2年7月期 第7問湿舌に関する説明で正しいものはどれか。
- 令和2年11月期 第12問着氷が起こりやすい状況(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中
- 令和4年3月期 第6問フェーン風について説明した文章の下線部(1)~(4)の記述で誤りはどれか。
- 令和5年7月期 第12問山岳波に関する記述の下線部(a)~(d)の正誤の組み合わせで正しいものはどれか。風が大き
- 令和元年5月期 第6問高気圧について正しいものはどれか。
スポンサーリンク

