カフェインに関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…
主な医薬品とその作用 第69問
カフェインに関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。a 胃液分泌亢進作用があるので、胃酸過多の人や胃潰瘍のある人は服用を避ける。b 医薬品や医薬部外品、食品にも含まれているため、それらとカフェインを含む眠気防止薬を同時に摂取すると、中枢神経系や循環器系等への作用が強く現れるおそれがある。c 依存を形成する性質はないため、長期連用が勧められている。d 乳汁中に移行しないため、授乳中でも継続的に摂取することができる。
- (1)(a,b)
- (2)(a,c)
- (3)(b,c)
- (4)(b,d)
- (5)(c,d)
正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(a)(b)の2つです。
【カフェインの働きを整理します】
カフェインは、脳に軽い興奮状態を引き起こし、眠気や倦怠感を一時的に抑える成分です。そのほかに次の作用があり、副作用や注意点はここから導けます。
胃液分泌亢進作用 …… 胃酸過多や胃潰瘍のある人は避ける
腎臓における水分の再吸収抑制、膀胱括約筋の弛緩 …… 尿量が増える
心筋を興奮させる作用 …… 動悸。心臓病のある人は避ける
【(a)正しい ―― 胃への影響】
胃液分泌亢進作用がありますので、胃酸過多の人や胃潰瘍のある人は服用を避ける必要があります。
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【(b)正しい ―― 重複摂取に注意】
カフェインは医薬品だけでなく、医薬部外品(栄養ドリンク等)や食品(コーヒー、お茶、コーラ等)にも含まれています。それらとカフェインを含む眠気防止薬を同時に摂取すると、中枢神経系や循環器系等への作用が強く現れるおそれがあります。眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量は200ミリグラム、1日摂取量は500ミリグラムが上限とされている点も覚えておいてください。
【(c)が誤り ―― 依存を形成します】
カフェインには、反復摂取により依存を形成する性質があります。そのため、眠気防止薬は一時的に眠気や倦怠感を抑える目的のみに用い、連用は避けることとされています。「長期連用が勧められている」という記述は明確な誤りです。また、睡眠が不十分なときに、疲労を解消したり、睡眠が不要になるわけではないという点も重要です。
【(d)が誤り ―― 乳汁中に移行します】
カフェインの一部は乳汁中に移行します。乳児は肝臓が未発達で、カフェインの代謝にはより多くの時間がかかるため、頻回に摂取すると乳児の体内に蓄積して不眠や神経過敏を引き起こす可能性があります。授乳中の人は、授乳期間中はカフェインの総摂取量が継続して多くならないよう注意が必要です。
【小児への使用】
成長期の小児の場合、カフェインの眠気防止薬は15歳未満の小児に使用しないこととされています。
出典:登録販売者試験 令和3年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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